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【RIZIN】石渡伸太郎が佐々木憂流迦に貫録の一本勝ち、「四天王」扱いに不満爆発

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2019/07/28(日)UP

肩固めで一本勝ちを飾った石渡(左)

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.17』
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第11試合 61.0kg契約 RIZIN MMAルール5分3R
○石渡伸太郎(34=CAVE)
一本 2R 3分58秒 ※ノースサウスチョーク
●佐々木憂流迦(29=Serra Longo Fight Team)

 石渡は、老舗MMA(総合格闘技)団体パンクラスのバンタム級王座を5度防衛、一度敗れている堀口恭司にリベンジを果たすべく2017年のRIZINバンタム級GPに参戦すると、1回戦はロシアのアクメド・ムサカエフに判定勝利、2回戦でケビン・ペッシに1R右フックでKO勝ち、大みそかの準決勝では大塚隆史に判定勝ちし、決勝で堀口と対戦。2Rにカウンターの右フックでKO負けを喫したが、その漢気がRIZINファンをしびれさせた。

 対する佐々木は学生時代からMMAファイターを目指し、2010年にプロデビュー。修斗新人王、同環太平洋フェザー級王座を獲得するなど早くから頭角を現し、2014年8月にはUFCデビューを一本勝ちで飾ってみせた。RIZIN初参戦は昨年大みそか。マネル・ケイプ相手に得意の寝技勝負に持ち込み、判定勝利を収めている。

 両者は5年半前にパンクラスのリングで佐々木が当時の王者、石渡に「俺の喧嘩を買ってください」とアピールしたという因縁がある。当時は受け流した石渡だが、時を経てRIZINの舞台で対戦が実現することとなった。

 1試合前に同階級の元谷友貴と扇久保博正が大激闘を演じ、判定2-1で勝利を収めた扇久保が「石渡vs佐々木の勝ったほうとやらせてくれ」とアピールしたことで、その流れを受ける形となった一戦。オペラ独唱に始まり存分に憂流迦ワールドを見せた佐々木の入場に対し、シンプルで骨太な入場の石渡。対照的な入場が終わると、試合はいきなりゴングと同時に飛び込んだ佐々木の飛びヒザから始まる。

 大きく回りながらヒザ蹴りを見せる佐々木。プレッシャーをかけながら単発で右ボディを放つ石渡。コーナーに押し込んだ石渡は細かいヒザ蹴り。再びリング中央に戻ると、佐々木は長いリーチを活かしジャブを伸ばしていく。カウンターの左をヒットさせたあとテイクダウンに成功した石渡は、ハーフで上になる。離れて蹴りを空振ると、逆に佐々木が上になり、ハーフで上からヒジを一発。両者グラウンドで上になるも決定的シーンを作れず1R終了。

 2R、ステップを踏みつつ様子をうかがう佐々木は、片脚タックルで石渡をロープに押し込む。立ち上がった石渡はコーナーに佐々木を押し付けるが、体勢はめまぐるしく入れ替わり、石渡が押しつぶすようにテイクダウン。
 スタンドの攻防にすぐさま戻ると、ローを絡めてプレッシャーをかける石渡。そのローに合わせて左のパンチを伸ばす佐々木。軽く飛び込んだ石渡はフェイントをかけつつ右フックをジャストヒット! 腰を落とした佐々木を押し倒し、一気に首をとらえると、頭部へのヒザ蹴りから流れるように肩固めを極めた。

 インタビューでマイクを向けられた石渡は「RIZINファンのみなさん、ただいま!」とまず一声。ブランク明けの復帰戦については「ばっちり1年7カ月のブランクが出て、パンチが大振りだった。それより休んでいる間に『四天王』という不名誉な名前をつけられた。トップのやつ(堀口)には笑われているだろうが、何が四天王だと。以上です」。また1試合前に対戦要求した扇久保については「ひとつだけ心配なことは、扇久保と僕、見分けがつきますか?」と笑わせ「試合に勝ったほうが僕です」と自信と余裕のコメントで締めた。

※全試合結果はこちら

●編集部オススメ

・石渡伸太郎、5年半越しに売られた喧嘩の決着をつける

・佐々木憂流迦、5年半越しの因縁の試合を「15分間楽しみたい」

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