【RIZIN】扇久保博正が石渡伸太郎とのド突き合い対決制し、王座挑戦権を獲得
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.20』
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ
▼第7試合 RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※ヒジあり
●石渡伸太郎(34=CAVE/元パンクラス・バンタム級(61.2kg)王者)
判定1-2
○扇久保博正(32=パラエストラ松戸/修斗フライ級(56.7kg)世界王者)
この試合の勝者は本日、朝倉海vsマネル・ケイプで争われる新バンタム級王座の次期挑戦者権を得る。新バンタム級王座への挑戦は来春行われる予定。
石渡は、老舗MMA(総合格闘技)団体パンクラスのバンタム級王座を5度防衛。一度敗れている堀口恭司にリベンジを果たすべく2017年のRIZINバンタム級GPに参戦し、決勝で堀口と対戦。2Rにカウンターの右フックでKO負けを喫したが、その漢気がRIZINファンをしびれさせた。
扇久保は極真空手をベースに2015年、修斗フェザー級世界王者に。初防衛戦で堀口に王座を奪われたが、16年には修斗世界バンタム級王座(後にフライ級に階級名変更)を獲得し、修斗史上2人目の二階級制覇を達成。18年7月にRIZINで再び堀口と戦う機を得たが、判定負けした。
”バンタム級4天王”と呼ばれるうちの2人だが、今年7月大会に行われた4天王同士の対決で石渡は佐々木憂流迦に、扇久保は元谷友貴に勝利しており、今回は勝者同士の対決となる。どちらが王座に王手をかけるか。
1R、扇久保が石渡の左ローを取りながら右フック、そのままテイクダウン。 石渡が何度も立とうとするが、扇久保は許さない。コーナーでようやく立った石渡に、すかさずフックを放つ扇久保。石渡も左右のストレートを返す。
石渡がパンチを放つと扇久保がローを返す展開。ラウンドラスト、石渡の左ストレートがクリーンヒットするが、扇久保がしのぎゴング。
2R、石渡がハイキックやヒジ打ちなど多彩な打撃を放つ。扇久保はインローから右フック主体。扇久保が組み付きに行くが、石渡は突き放しバックブローから前蹴り。
右フックから扇久保がタックルからグラウンド、バックを取りに行く。石渡は立ち上がり、左パンチを入れる。石渡からもテイクダウンを仕掛けるが、扇久保はこらえる。ラストは扇久保がフック連打で終える。
3R、扇久保がミドル、ハイキックで前に出る。扇久保は石渡の両足を抱え上げると、空いた腹へ回し蹴り。立とうとする石渡に、扇久保がバックチョークを狙う。しかし石渡が扇久保を落としトップキープする。
パウンドする石渡だが、扇久保が立ち上がり、ミドルキックからバックブロー。しかし石渡のフック、上段ヒザ蹴りもヒットする。
ここから残り2分、あえてスタンドを選び、ほぼ足を止め殴りあう二人。パンチのみで打ち合うが、石渡が扇久保の頭を抱えフック、扇久保は声を上げ打ち返す。
ついにラスト30秒、石渡がテイクダウン。パウンド一発入れるが、すぐに扇久保が立ち上がる。互いに決着をつけたいかのように、ノーガード気味で殴り合う二人。ゴングが鳴ると、両者ともに死力を尽くしたかのような表情でフラフラと離れた。
かたずを飲むように判定を待つ両者に告げられた結果は、扇久保の2-1勝利。石渡はマットに崩れ落ちた。
扇久保はマイクで「石渡選手ありがとうございました。みなさん、おもしろかったですか。ずっと引っ張ってくれた堀口選手(とリングサイドにいた堀口を見て)今回出れなかったんで、なんとか盛り上げました。
次、多分春にタイトルマッチやらせてもらえると思うので、また盛り上がる試合をするんで期待していてください」とバンタム級王座への挑戦へ向け意気込んだ。
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