【RIZIN】山本空良、強豪アグォンとの対戦に「寝技なら絶対に負けない。腕が折れてもタップしない」と覚悟で挑む

2022/06/30（木）UP
（最終更新：2022/06/30 21:57）

　2022年7月2日（土）に沖縄アリーナで開催される『RIZIN.36』の[66kg契約マッチ」にて対戦する、山本空良（21=パワーオブドリームジム）とカイル・アグォン（33=SPIKE22）が30日に試合前の個別インタビューに出席した。

【動画】山本空良が秒殺KOした衝撃の瞬間！

　山本は元UWFインターナショナルで活躍し、UFCやPRIDEにも参戦した山本喧一の次男。父が主催するジムで、小学校の頃から総合格闘技を学ぶ格闘サラブレッド。サブミッションを得意とし、これまで15勝のうち13勝がフィニッシュ勝利（3KO・10一本）だ。RIZINの前戦では今年3月に中村大介に判定勝利を収めた。

　山本は現在の心境を「初めての海外選手ということで、決まった瞬間から今も気持ちが燃えている。それからずっと対戦相手や試合のことを考えている。正直、自分より実力ある選手なので、ここで勝ったら大きなチャンス」と気合十分だ。

「今まで通りの自分を出す」と無駄な気負いはないが、今回の試合のテーマを尋ねられると「挑戦、チャレンジ。自分がまだやったことのない技もドンドン出して行きたい。寧ろ、そうしないと、ベテランを相手には勝てない」と、前のめりの気持ちが隠し切れない様子。

　イメージしている試合展開は「フルラウンドでボコボコに殴り合って、寝技でもガンガンと動き回って、前回の試合で出せなかった動きも出したい。全局面で圧倒したい」と、フィニッシュ・パターンのイメージもすでに、絞め技を中心に3つほどあるという。

　自分の10戦以上も経験値が上のアグォンの戦いを前に、山本は「相手は自分のことを舐めているだろうと思う。その自信をぶっ壊したい」といい、続けて「寝技なら絶対に負けない。テイクダウンを取られても、寝てしまえば、自分が絶対に強いと思う。あとは気持ち。気持ちは100％負けない。腕が折れても自分はタップする気はない。そこを覚悟してほしい」と、強く意気込んだ。

　対するアグォンは同じRIZINに参戦する山本美憂の夫。元PXCバンタム級王者で、20年にRIZINに参戦後、ヴガール・ケラモフ、クレベル・コイケら強豪勢に連敗を喫したが、前戦となる今年4月に芦田崇宏を判定で下し、RIZIN初勝利をあげた。

　その芦田戦勝利で、連敗から失いかけていた自信を取り戻したというアグォン。現在の心境を「減量以外については、ワクワクする気持ちだ。良い流れをこの試合に持っていき、今回も勝ちたい」とコメント。

　対戦相手の山本に対し「全てにおいて上回っている。打撃、レスリング、グラップリング、経験も上だ。山本選手を舐めている訳ではない。しかし、彼がこれまで戦ってきた相手と自分が戦ってきた相手のレベルを比べると、その差はある」と、落ち着いた様子で語り、何度も試合をイメージしても負ける要素がないとした。

　アグォンはまた、この試合に勝利した場合は「自分は対戦相手を選ぶ立場ではないが、トップ選手と対戦したい」といい、タイトル戦線に絡む意気込みを見せた。

　果たして、勝利の女神が微笑むのは、山本か、アグォンか。

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