2022/07/05（火）UP
（最終更新：2022/07/05 08:08）

ゾラニ・テテ（写真は17年11月に11秒KOした時のもの＝Getty）

　7月2日（日本時間3日）、英ロンドンにてプロボクシング世界最速11秒KO記録を持つ元WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ（南アフリカ＝34）が衝撃KO勝利。スーパーバンタム級に階級を上げた２戦目でジェイソン・カニンガム（英国＝32）を4回、左フックで沈めると仰向けに硬直してしばらく起き上がれなかった。

【動画】テテの高速パンチでKO！相手は硬直ダウン

　試合は４回にテテが右ストレートで1度目のダウンを奪うと、起き上がったカニンガムに怒涛の連打、今度は左フックダウンを奪うと相手は仰向けに倒れ硬直。KO勝利でコーナーに上がり「ウォー！」と大きな雄叫びを上げた。

　テテは昨日4日（日本時間）、自身のTwitterで「ゾラニが戻ってきて、再びテテ・タイムになった」とし、現WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者のムロジョン・アフマダリエフ（27=ウズベキスタン）に対し「彼を連れてくれば、同じことが起こるだろう。眠りたくなったらいつでも知らせてくれ」と宣戦布告した。

　テテは19年11月にWBO世界バンタム級暫定王者のジョンリル・カシメロと王座統一戦を行い、3回2分14秒TKO負けを喫し王座統一と4度目の防衛に失敗。その後スーパーバンタム級に上げ昨年12月に初回55秒でKO勝ちすると、今回も４回34秒で２連続KO勝ち。勢いに乗る。アフマダリエフとの対戦も楽しみだが、年内にバンタム級4団体制覇し、来年にスーパーバンタム級に上げるという井上尚弥との対戦にも期待されている。