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分裂していた極真会館の各派が集結し、全日本大会を開催へ「統一大会は極真全体の悲願」=1.15

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2022/12/09(金)UP

支部長会の役員 後列左から七戸康博 理事、瀬戸利一 理事、小井義和 事務局長補佐、前列左から、三和純 監事、髙橋康夫 副理事長、長谷川一幸 理事長、田畑繁 事務局長、浜井識安 副理事長

 一般社団法人 極真会館支部長会(理事長:長谷川一幸/以下支部長会)が8日、都内で会見を行ない、1月15日(日)東京・駒沢オリンピック公園総合運動場にて『第一回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会』の開催を発表した。
 この全日本大会は『各会派や派閥に分かれた極真会館が統一で開催する』ものとなる。当会は原則として大山倍達が存命中に認可した支部長及び分支部長で運営される。

【写真】会見の様子と、出席した8名の写真

 1994年に大山倍達が他界し、95年に極真会館は大きく2つに分裂、支部長協議会派と松井派でそれぞれ大会を開催してきた。極真の商標権でも争ってきたが、支部長協議会派の中から商標で争わず、新極真会として新団体を立ち上げる意見が多数派を占め、極真の名前にこだわる支部長は離脱、2001年に極真連合会を設立した。
 その連合会からも離脱し新たな会派を立ち上げるものもあったが、”大会は一緒に”と言うスローガンのもと19年に極真会館を名乗る会派や、松井派から独立した会派が集まり、現在の 極真会館支部長会が設立された。
 前述の極真の商標はこの支部長会が遺族から委任され管理している。極真連合会や、長谷川一幸氏を総帥とする世界全極真、浜井識安氏を会長とする浜井派、またワールド極真会館など様々な極真会館分派が結束、正当な商標を持った極真組織が大会を開催し、さらなる拡大を目指す。

大山倍達総裁が大きく据えられた全日本ポスター

  今回の全日本大会は体重無差別で、一般男子と一般女子、またシニアの各男女の部も行われる。オープントーナメントのため、支部長会に加盟のない道場でも参加可能で、各派や他流派の選手合計145人が参加するものだ。
 有力選手としては、連合会の全日本王者である芦髙侑平や、JKJO全日本王者の石野源太郎(桜塾)など各全日本王者たちがエントリーしている。

 理事長の長谷川一幸氏は「極真がなぜ落ちて行ったか考えるべき。皆ここで襟を正すべきだと思う。色んな派閥があり、一つの国に20の極真があると言われてきた。統一をしていくことによって、海外もまとまるのではないか。極真を永遠のものにするために、組織を作り直し、皆の力を借りてやっていけたら」とリスタートしたいとする。

 事務局長の田畑繁氏は、海外の各派支部からの反応について「ぜひ参加したいという選手がたくさんいる」と、海外からも喜びの声が上がっていると言う。
 さらに「支部長会としての世界大会も、再来年予定している。来年は統一大会のための選抜大会も行ってゆくので、これが世界大会の入り口になれば」と世界大会開催に向け、国内でも準備を進めてゆく。

 また浜井識安副理事長は「我々が分裂して、全日本までバラバラになり、それぞれの頂点がすごく低くなった。一方、他団体のJKJOは、色んな団体を入れて、フルコン系の空手団体をほとんど統一してしまった。片方は統一された他団体、片方は閉鎖された団体。極真のレベルが落ちてしまった」と危機感を持つ。
 続けて「せめて組織は統一出来ないにしても、大会だけは統一してレベルアップを図ろう。賛成してくれてない人も含めて、統一大会は極真全体の悲願だと思う」と今後も続けて統一大会を行ってゆくと意気込んだ。

▶次のページ【写真】会見の様子と出席した役員8名

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