2023/02/18（土）UP
（最終更新：2023/02/25 21:28）

瓜田（左）はバン仲村（右）の因縁事件暴露に怒り

　2月19日（日）に幕張メッセで開催される朝倉未来の1分間大会『Breaking Down7』（ブレイキングダウン7）の前日会見が行われた。全33試合の出場選手が参加し、4部制で構成。
　第26試合ウェルター級ワンマッチ75kg以下では、バン仲村と瓜田純士の傷害事件で起こった“因縁対決”が実現。会見では互いに健闘を誓い合った。

【フォト＆動画】バンが9kg痩せた姿、瓜田との因縁事件を語る映像

　仲村は第5回のオーディションで初登場した際、参加理由を「9年くらい前に彼（瓜田）をボコボコにした」「純士との因縁を晴らしに来た」と発言。両者の間に過去の傷害事件の因縁があったことを明らかにしたが、タイミングが合わずに試合は実現しなかった。

　ところが今回のオーディションで、瓜田が「ぼちぼちケリつけようかブラザー」と対戦を呼びかけると、仲村が「これ以上ケジメとか清算ってのを引っ張る気もない。次、戦う相手は、アンタでもいいよ」と決めゼリフを言い放ち、今回の試合が組まれた。

　会見に登壇したバンは、「あまり長く話すことないんだけど、減量して9kg痩せて話もしたくないし。男女の恋愛で言えば、ベッドの中にいるだけで、あとはやるだけです。今さらどうこうないんだけど、7カ月前から日本中を巻き込んで始まった今回のこと、清算をさせていただくことに感謝します」とコメント。

　そして、「本当の大人のちゃんちゃん（戦い）の仕方を見せてあげたいということと、必ず心にある十字架とか、雨や雪が降っている人がいると思います。今からでも、これからでも、“ごめんね”“ありがとう”“愛してる”を言えるのであれば、いろんなことが清算できることをお見せしたいと思っています」とバン仲村節で続けた。

　それを聞いていた瓜田は、「俺は当初、彼に大会へ向けていくつかの言葉を用意していた。しかし、2、3日前からニュースで彼が語っている事件について語るコメントを見ました。俺と彼は互いが自然に思惑を汲み取るというか、あいつはこう思ってくれるとか、そういう関係があります。互いに言い分があるし、暗黙の思い、不文律の約束がかわされていると思っていました」と事件の真相を語らないのが暗黙のルールとなっていたと主張。

　さらに瓜田は、「ところが彼が本を出版するとかしないとかのタイミングで、それを語り始めて。たしかに彼から制裁を受けたし、彼に不義理をしたが俺にも主張がある。でも伝えられないまま、2人は離れ離れになっていた。でも、ここにきてそれ（暗黙のルール）を破るんだったら、山返し（仕返し）をしてやろうと思っていました。しかし、今日、彼がやつれた顔になったいる姿を見て、45にもなって俺の試合を考えて努力してきた人間にリスペクトしなければいけないと考え直しました」と気持ちが変わったという。

　そして、「山返し（仕返し）、やめました。あの日のケリをつけます。俺は俺のためにバン仲村と戦う」と瓜田は宣言した。

　バンの暴露発言を許した瓜田は、明日の試合で熱い戦いを見せてくれそうだ。

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