【K-1】KO初防衛の和島大海が大会MVPに、選んだ関根勤は「伝説の男の心を折った、最高です」
3月12日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された『K-1 GP 2023 ~K’FESTA.6~』では、スーパー・ウェルター級王者・和島大海(月心会チーム侍)が、ラジャダムナンスタジアム4階級制覇のムエタイレジェンド ジョムトーン・ストライカージムにTKO勝利し初防衛を決めた。和島は試合後、長年K-1を応援する関根勤さんから今大会のMVPに選ばれ、2人が試合を振り返った。
ジョムトーンは、ムエタイ7冠王にして、ボクシングでもWBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチで内山高志とも対戦したパンチ技術の持ち主だ。
試合では1R、和島がジョムトーンの左フックで”あわやダウン”となるも、和島が徹底した左ローキックでジョムトーンの前脚を破壊。
延長戦ではジョムトーンが開始直後から戦意を失い、ジョムトーンのセコンドがタオルを投入。和島がTKO勝利した。
関根さんは「まず、ジョムトーンは伝説の男。K-1でも三階級制覇するとか言って、日本もナメられたなと。和島選手なんとかしてくれと思っていた」ともともと和島に期待をかけていたと語る。
そして和島をMVPに選んだ理由として「伝説の男の心を折ったんですよ。何階級もチャンピオンになった選手が、ギブアップした。誇りがあそこで崩れた。それだけ和島選手のローがすごかった」と期待以上に応えてくれたと言う。
それを聞いた和島は「嬉しいです。ミドルキックが得意なんですけど、今回ローキックでも倒せて自信を持って戦えるようになれました」と喜ぶ。
さらに関根さんは「パンチのディフェンスもうまくなった。2R以降くらってないよね。あの内山選手ともやったジョムトーンに勝った。最高ですよ」と称える。
今後について和島は「70kgは黄金の階級で、日本人が勝利するのは難しい。そこで僕が勝ち残っていきたい」と世界の70kgトップ戦線で戦ってゆくと改めて決意を見せる。
今大会では、18年に和島を破ったジョーダン・ピケオーも3年ぶりにK-1に復帰。アビラル・ヒマラヤン・チーターを失神KOし、いまだ強さを見せていた。
関根さんは「ピケオー、まだあんなに強いんだ。でも今の和島選手なら、あんな圧力は跳ね返せる。ぜひローキックで倒してほしい」と期待をかける。
和島も「はじめて対戦した外国人選手が、ピケオー選手でした。ぜひリベンジしたい」と、ピケオー戦を見据え意気込んだ。
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