那須川天心、課題は“倒せるパンチ”「これが一番強い姿と思って欲しくない」

2023/04/08（土）UP
（最終更新：2023/04/09 02:07）

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　4月8日（土）東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシングイベント『Prime Video Presents Live Boxing 4』の［スーパーバンタム級6回戦］で、日本バンタム級2位の与那覇勇気（32=真正）に完勝した那須川天心（24=帝拳）が試合後インタビューに応じた。

【フォト】那須川のパンチがクリーンヒット！与那覇の顔がゆがむ瞬間

　那須川は「デビューを終えてホッとしています」と安堵の表情。試合展開を振り返って「自分の中では倒したかったけど、経験できたのは大きい。課題は色々ありますね。自分の中ではパンチだけになっても、ほぼ貰わなかった。動き、スピード的にも良かったですし、空間把握も出来た」と話す。デビュー戦の出来としては上々だ。

　4R終盤には、与那覇をロープへ詰めて猛攻を仕掛ける場面も。結果的には、倒し切ることができなかったが、様々な技術を見せつけた。「色々引き出しは見せられたんじゃないかな。倒し切るという目標を持ってパンチの強化をしていきたい」と’’KO勝利’’を見据えた、トレーニングを積んでいくという。

　続けて「いい部分もあったし、課題も見えた。皆さんにはこれが’’那須川天心の一番強い姿’’だと思って欲しくない。まだボクシングだけをやって半年ちょいなので、まだまだ伸びるし、自分でも可能性を感じています」とコメント。

　更に今年の目標を問われると「強くなることですね。日本ランカーの選手に、内容では貰わずにダウン取って勝つことが出来たので、『なかなかやるじゃん』と思ってもらえたと思う。周りを期待させるようなカードをやっていきたいです。（今回は）外国人選手とやるかなと思ったと思うけど、僕の覚悟、意志で日本人の選手と戦わせてもらった。もっと強い選手とやって、ベルトを狙いたい。強いやつとやっていかないと意味がない。強いやつとやって、勝っていくのが格闘技です」と熱弁した。

　具体的な対戦相手には触れなかったが、同階級には元K-1世界王者であり、現OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹もいる。今後の那須川の対戦相手候補としても視野に入ってくるだろう。

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