【K-1】“トルコの怪物”ハッサン、初代ミドル級王座戴冠に「史上最長でベルトを保持したい」

2023/06/03（土）UP
（最終更新：2023/06/04 09:43）

　6月3日（土）神奈川・横浜武道館で開催された『K-1 WORLD GP 2023〜初代ミドル級王座決定トーナメント〜』にて、3試合を勝ち抜き初代ミドル級王者となったハッサン・トイ（トルコ/Team Toy）が試合後のインタビューに出席し「史上最長でベルトを保持したい」と語った。

【フォト&動画】ハッサンの一撃で松倉が時間差ダウンする瞬間（スロー映像も）

　ハッサンは1回戦でダニロ・ザノリニを初回KOで降し、準決勝こそ中国のリー・ホイに判定勝利となったが、決勝の松倉信太郎戦では再び初回KOと強さを見せ、トーナメントを制した。

　「本当にタフだった」と3試合を振り返ったハッサンだが、同時に「すごく楽しんでやることができた」とも言い、優勝に関しては「勝てたのは、このトーナメントで自分の気持ちが一番強かったからじゃないかと思います。参加した選手は、みんな強い選手でしたが、その中で自分が一番気持ちが強かったことが、優勝できた要因だと思います」と勝因を語った。

　他の7選手を上回る強い気持ちを持てたのは、「このベルトは自分の小さい頃からの夢でした」と格闘家人生を懸け追ってきたものであったことを明かし、また、支えとなった彼女や家族、トレーナー、仲間たちの存在を挙げ、感謝した。

　「タフな相手で厳しい試合になった」と認めるリー・ホイとの準決勝は消耗戦となったが、松倉の準決勝の試合を見て、コーチは「思いきり行け」とアドバイス。その言葉に従い、思い切りよく放った左フックがKOパンチとなり、ハッサンにミドル級初代王座の栄冠をもたらした。

　チャンピオンとしての今後のプランは「特にありませんが、自分の前に対戦相手が立てば、誰であろうとその相手に勝って必ずこのベルトを守ります」と力強くコメント。「今後は史上最長でベルトを保持できるようなチャンピオンになっていきたい」とも語り、「日本にまた戻ってきたい気持ちがすごくあるし、これから何度も何度も戻ってきます」と、繰り返しの来日と王座防衛を約束した。

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