2023/06/03（土）UP
（最終更新：2023/06/03 23:24）

初回KO勝利を飾った金子

　6月3日（土）神奈川・横浜武道館で開催された格闘技イベント『K-1 WORLD GP 2023〜初代ミドル級王座決定トーナメント〜』第17試合［スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R］でエムレ・カラジャ（トルコ/Emre Karaca Fight Club）に1R KO勝ちを収めたK-1スーパー・バンタム級王者・金子晃大（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）が試合後インタビューに応じた。

【フォト】金子が強打で3度のダウンを奪う！スロー映像も

　ボクシング、キックボクシングと様々な立ち技格闘技を学び、22年にWAKO欧州選手権スーパー・バンタム級で優勝、プロでは10戦10勝（2KO）と無敗を誇ったカラジャと対戦した金子だが、わずか108秒で3度のダウンを奪いノックアウト。圧巻の勝利を飾った。

　自他ともに認めるライバル・玖村将史との第3戦が年内に確定的で、試合を行うのは勝敗だけでなく手の内をさらすリスクもあった金子だが、そんな中あえて戦ったのは「自分の成長のためと、見に来たお客さんに“来てよかった”と思ってもらうのがチャンピオンとしての仕事で、その両方の意味があったので、そこに対して“しっかり倒せた”っていうのはあります」と自身で課題を持って戦い、そこをクリアできたことを語った。

　ノーダメージの圧勝で試合を終えた金子は「僕の中で今日の試合で瞬殺したら出ようっていうのがあって、しっかり早い時間で倒せたので僕は7月出る気でいます」と7月17日K-1両国国技館大会への連続出場を打ち上げる。

　さらに、金子は「僕がK-1チャンピオンとして毎回興行を引っ張るためにも、玖村戦が無かったとしても7月出る気でいます」と語り、チャンピオンまたエースとしてK-1を牽引していかんとする思いが、連続出場の裏にあることを明かした。

「玖村戦に対しても試合に出続けることがプラスだと僕は信じて、その中でお客さんが“見てよかった”と思えるようなものを作っていくのももう一つの仕事なので、そこをこれからも期待してくれればと思います」と金子はインタビューの最後でファンにメッセージ。“戦い続けるチャンピオン”としての姿勢を示していた。

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