【RIZIN】シュレックに秒殺KO勝ちの“極真”上田幹雄「ヘビー級”日本最強”を証明し世界で戦っていきたい」

2023/06/25（日）UP
（最終更新：2023/06/25 06:56）

　6月24日（土）北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催された『RIZIN.43』第11試合［RIZIN MMA ルール：5分3R（120.0kg］で関根“シュレック”秀樹（ボンサイブルテリア）を1R22秒、左ハイキックでKOに沈めた“極真世界王者”上田幹雄（BRAVE）が試合後のインタビューに答えた。

　上田は19年の極真（松井館長）空手世界大会優勝者として昨年4月にRIZINでMMAデビューを果たし優勢に試合を進めるも逆転KO負け。しかし12月のGRACHANで秒殺KOしてMMA初白星を上げると、再び臨んだ今回のRIZINのリングで関根に空手由来の蹴りを次々に浴びせ、最後は左上段蹴りでKOした。

　会見場に現れた上田は「1年間みなさんをお待たせしたので、長くお待たせして申し訳ありません、この一言です。やっとスタートに立てたなってホッとした気持ちが一番強いです」と安堵の表情。

「やっとちゃんと寝れるのかなっていうか、もうこの1年間本当にいろんなことを思いました。“空手だけしかセンスないんじゃないか”とか“なんで空手辞めちゃったんだろう”とか。正直いろんなマイナスな考えもあったんですけど、自分の目標はみなさんに恩返しをして、自分の強さを証明するっていうことなので、今回やっと勝利をして、スタート地点に立てたので本当に嬉しいです」と昨年敗れてからの苦悩があったことを明かした。

　今後については「このままRIZINのヘビー級で戦い続けて、まずは日本で一番ヘビー級で強いのは上田幹雄だと証明して、そこで認めて頂いた上で、世界で戦っていきたいと思っています」とビジョンを話す。

　RIZINヘビー級での日本人ホープというと4月に元UFCファイターのロッキー・マルティネスを降したスダリオ剛の名前が浮かぶが、「いずれやると思うので、自分は『頂上決戦』みたいな感じでやりたい。自分は正直まだ今回やっと勝っただけ、やっとスタート地点に立ったと思うので、まだまだ違うと思っている」と早期実現には慎重な構えを見せた。

　一方で「あともう何戦かして、“もうそろそろ日本のヘビー級トップを決めようじゃん”って世間の人がなった時にやることが面白いのかなって。ただ世間のみなさんが“もうやれよ”って思うんだったら、全然いつでもやりますって感じです」と含みを持たせた。

　現在の戦い方は空手を活かしつつ、MMAを組み立てるオールラウンダー型だ。「オールラウンダーを目指してやっているので、その中で自分の空手がどう活かされるか。空手に特化するというよりオールラウンダーを目指しながら、今日みたいな感じで自然に空手の技が活かされてくると思うので、それは引き続きそういう考えでいきたい」と語る。極真世界王者が更に進化しそうな期待を持たせた。

▶︎次のページは【フォト】上田の秒殺KO！関根を沈めたヘビー級のド迫力満点のハイキック！

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