井岡と戦ったフランコが引退表明、精神的な問題も告白

2023/06/26（月）UP
（最終更新：2023/06/26 08:53）

　6月24日、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ（大田区総合体育館）で、井岡一翔（34=志成）に判定3-0で敗れた前WBA同級王者のジョシュア・フランコ（27=米）が25日、自身のインスタグラムで引退を発表した。
　待望のリマッチだったが、前日計量で約3kgの体重超過で王座剥奪され、試合でも井岡に差をつけられ敗退した。体重超過には個人的な問題があったとも語っていたが、精神的な問題があったと告白した。

【フォト】顔面流血で戦うフランコ！3kg体重オーバーのボディも

　フランコはインスタでこれまで支えてきてくれた人に感謝を述べると「キャリアの大半の間、私は精神的な問題を抱え、それをコントロールしながら戦ってきた。それを言い訳にしたくはなかったし、違う目で見られたくなかったから、公には決して話さなかった。それでも私は、皆さんに素晴らしい試合をお見せするために、できる限り闘い抜いた。何らかの精神的な問題を抱えながら闘っている人たちは、どうか自分ひとりではないことを知ってほしい。そして、自分の夢を実現することを何事にも邪魔させないことだ」とし、この状態でも世界チャンピオンになり、何度も防衛したことを誇りにした。

　試合後の会見でフランコは井岡の勝利を讃え、さらに自身の体重超過と井岡の大麻検出問題発覚は無関係だと強調していた。井岡は試合前から大麻問題で騒がれてはいたが、そんな中でフランコもまた別の問題を抱え戦っていたようだ。

　最後に「母、父、そして兄弟たち。RGBAのみんなは、私が夢を達成できるよう、私を信じてくれた。君たちはいつも僕を信じてくれた。昨夜の東京での試合が、私にとって正式に最後の試合となった。タフな1週間で、思うような結果は残せなかったけど、自分のすべてを出し切ったと思い、このスポーツから離れる。応援してくれたみんな、本当にありがとう」と引退を表明した。

【フォト】顔面流血で戦うフランコ！3kg体重オーバーのボディも

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