【KNOCK OUT】40歳・炎出丸、小笠原瑛作との引退エキシへ「ガッツリいく」
7月8日(土)新宿FACEで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT-EX 2023 vol.1』にて、引退記念エキシビションマッチを行う“吉祥寺の闘将”の異名を持つ炎出丸(40=クロスポイント吉祥寺)のインタビューが主催者を通じて届いた。
昨年9月に後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2022 vol.5』の森岡悠樹との試合がキャリアラストマッチとなった。試合は2R KO負けを喫したが、その後に戦うモチベーションが見いだせない時期が続いた中、引退を決断した。
炎出丸が格闘技を始めたきっかけは“ケンカ”だった。「当時は沖縄に住んでいて、争いごとはあったので『身を守れないとまずい』と思って、フルコンタクト空手を始めました」と当時を振り返る。その後はK-1 MAXで活躍していた魔裟斗への憧れもあり、キックボクシングへと転向した。
炎出丸の’’首相撲主体のスタイル’’はいかにして創られたのだろうか。それは「当時のトレーナーがムエタイに精通していて分析力も高かった」ことにある。「首相撲以外のこともコツコツ地道にやってたんですけど、ここから首相撲がメインになった感じなのかな」と話す。
そんな中、2011年6月にはJ-NETスーパーバンタム級暫定王者に、そして2013年3月には同級の正規王者となった。しかし、その後には首のヘルニアという診断を受け、怪我に苦しみ、一時は引退を考えた。それでも負けず嫌いな性格から、再起を決断。長くキャリアを続けるべく、パンチを被弾しないスタイルにチェンジした。「僕はディフェンスにも自信があって、ガツンともらってのKO負けはほとんどない」というほどだ。
今後のキャリアに関しては「格闘技とは何らか関わっていく。教えるのもあるかもしれないし、そこだけに特化したくないというのもあるし。現役中もサイドビジネスとかいろいろやってきたので、そこから何かが発展していくかもしれないですし、この先は臨機応変にやっていきたいと思ってます」と語る。
続けて「結局分かってきたのは、やっぱりコツコツやるコツを覚えるのが一番大事。僕は心理学とか脳の特徴とかも勉強して、続けるコツも見つけてきたんですよ。キックをやりたい子には、まず続けること、その中で失敗したらフィードバックして何かを見つけていくことが大事だと、一番に伝えたい」と今後の格闘技界を背負う若いファイターへメッセージを送った。
今大会の小笠原瑛作と行う引退エキシビションについては「かなりガッツリいこうと思ってます。最後に、今ノリにノってる瑛作に倒されないように、熱い戦いを見せたい。ヘラヘラ笑ってペチペチやってもしょうがないじゃないですか。だからエキシビションと言っても一つの“作品”になるように、今頑張って準備してますよ」とコメント。炎出丸の最後の雄姿を目に焼き付けたい。
▶︎次ページは【動画】40歳・炎出丸のラストマッチ、2R KO負けで沈む
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