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井上尚弥「今後も継続して日本で試合を」大橋会長は東京ドーム言及も「会場確保が…」

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2023/07/27(木)UP

井上尚弥が今後も日本での戦いを希望した(写真はフルトン戦での入場時。左は大橋会長、右は井上真吾トレーナー)

 7月25日にKO勝ちでWBC,WBOスーパーバンタム級王者となった井上尚弥が26日、横浜市内で一夜明け会見を行った。
 世界が注目した一戦だったが、井上は今後も日本で試合をしていく意向を示した。
 大橋会長は相手によっては東京ドームも可能としたが、会場確保の大変さに触れた。

【フォト】満員の有明アリーナの様子、井上のKOの瞬間も

 井上は「今、日本がこういうビッグマッチを組める舞台になってきてるんで、日本で試合をバンバンこなしてこの日本のボクシングを盛り上げて行った方がいいんじゃないかなっていう気がしている」と語った。

満員の有明アリーナ

 この井上の発言に大橋会長も「私も同じです。都内でラスベガスのような。昨日の試合だってラスベガスで行われてるような試合で、フェザー級王者ラミレスが来たり、フルトンが来たりで、大舞台が今日本になってきてる」とし「東京ドームも相手によっては可能」とマイク・タイソン以来の東京ドームボクシング戦も視野に入れる。
しかし「なかなか会場が押さえられなくて大変。地方でもありなのかな」とした。

 当初、井上vsフルトン戦は5月7日にキャパ17000人の横浜アリーナで開催の予定だったが、井上が拳の怪我で延期、7月25日は会場キャパ15000人の有明アリーナに変更となった。
 チケットは前売り完売で当日券はなく、会場は一席も空いてないほどの超満員状態だった。有名会場は年間を通して予約で埋まっており、短期間での会場確保は至難の技といえる。大橋会長の会場確保の大変さが頷ける。

 今後の井上の対戦プランとして大橋会長は「今年中に4団体統一して、来年はカシメロとかネリとかがいるので、そういった選手と対戦するのが一番盛り上がるのではと思う」とスーパーバンタム級での構想を語ると、「それ終わったら、僕的にはフェザー急に上げ、昨日(清水に勝った)のラミレスとやったら面白いし、絶対に勝てるんじゃないかと思う」とした。

 井上は、スーパーバンタム級での体重がキツくなるまでやって同階級でやっていきたいとしている。年内に残りの2団体のベルトを持つタパレスと対戦し、それに勝てば、井上を挑発し続けているカシメロや悪童ネリとの対戦も大いに盛り上がるだろう。

 井上戦と慣れば一人でも多くの人がチケットを買える大きな会場の確保が必須となる。大橋会長の手腕に期待される。

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