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【RISE】元暫定王者の一馬が引退発表、石月祐作戦・チャンヒョン戦は「誇りになる」

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2023/09/14(木)UP

元暫定王者・一馬(左)が引退発表、伊藤代表(右)と並ぶ

 9月14日(木)都内にて会見が行われ、元RISEスーパーフェザー級暫定王者・一馬(MONSTAR GYM)の現役引退が発表された。

 マイクを持った一馬は「昨年11月に結婚しまして、今年6月に妻との間に子供を授かりました。今後は妻と子供の支えになって時間を大切にしたいと思い、現役引退を決断しました。長い間RISEで戦い、暫定王者にもなり、RISEファンの皆さんにはたくさんの応援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。長い間ありがとうございました」と挨拶。

空手仕込みの蹴りが持ち味だった一馬

 やり残したことはないのか、と問われると「自分の中で総合的に判断して、このタイミングがベストなのかなと。すんなり自分の中で引退と思えたので、全く後悔はないです。長い間頑張ってきたので」と全く後悔はないとする。

 自身が思うベストファイトは、21年10月の[RISE スーパーフェザー級(-60kg)暫定王者決定戦]、vs石月祐作(KAGAYAKI)だという。試合は、序盤から激しい打ち合いとなり、石月有利の局面もあったが、最終的には一馬が5R KO勝ち。RISEで初戴冠を成し遂げていた。

チャンヒョン・リーの人生初ダウンを奪った一馬(左)

 石月との試合について「コロナの時期でイベント業界が大変だった時に、王座決定戦でRISEを盛り上げられたこと、逆転で王座奪取できたこと。RISEで戦ってきた中で印象に残っています」と振り返る。昨年7月のチャンヒョン・リーとの激闘(KO負け)も記憶に新しい。「石月選手、チャンヒョン選手との試合はRISEを表現できて、王者らしい戦いができたんじゃないかなと誇りになる試合です」と話す。

チャンヒョン(右)との大激闘、これがラストマッチとなった

 今後もキックボクシングに関わり、ジムや選手育成に関わっていくつもりだという。「強い選手をRISEに送り込んでいけたら」と意気込んだ。

 RISEの伊藤代表も「残念ではあります。RISEの試合を体現できる選手の一人でした。RISEでの5連続KO勝利、チャンヒョン・リーとの死闘は素晴らしい、凄いの一言でした」と語るほどの名選手だった。一馬の引退セレモニーは日程調整の上、開催される予定だ。

ベルトを巻いた一馬

<プロフィール>
一馬(Kazuma)
MONSTAR GYM所属
身長 175cm、体重 60kg
生年月日 1989年12月19日
構え オーソドックス
得意技 三日月蹴り
戦歴 24戦14勝7敗3分(8KO)
タイトル RISEスーパーフェザー級暫定王者

 航空自衛隊の経歴を持ち、YouTuberとしても活動。自ら名付けた“上弦の三日月蹴り”(顔面への三日月蹴り)など自身が開発した技を多数持つ。21年5月には、その三日月蹴りでノラシン・スペチアーレジムを初回KO。続く10月には暫定王座決定戦で石月祐作に勝利し、RISEスーパーフェザー級暫定王座を戴冠。

 5連続KO勝利中の勢いのまま、昨年7月に“絶対王者”チャンヒョン・リーとの王座統一戦に挑んだが、4R KO負け。これが最後の試合となった。

▶︎次ページは【動画】一馬のベストバウト、石月祐作に劇的KO勝利!暫定王者に

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