2023/10/28（土）UP
（最終更新：2023/11/03 05:22）

王者・門口（右）が魁斗（左）を相手に初防衛戦に挑む

　10月29日（日）東京・後楽園ホールで開催される『RISE 172』の前日計量&記者会見が、28日（土）都内にて行われ、メインイベントのRISEフェザー級（-57.5kg）タイトルマッチに出場する同級王者の門口佳佑（EX ARES）は57.45kg、対する挑戦者の魁斗（立志會館/同級1位）は57.45kgでともに計量をパス。その後の会見に出席し、意気込みを語った。

【フォト】門口と魁斗が鍛えた肉体でマッスルポーズ！

　門口は空手仕込みの攻撃を持ち味とする現フェザー級王者。最近ではRISEの他団体トップ対決の“門番”とも言える存在に。昨年12月には現SB（シュートボクシング）王者・山田彪太朗、今年3月には第5代Krushフェザー級王者・新美貴士、続く7月には第6代SB日本フェザー級王者・川上叶に勝利。現在5連勝中と波に乗る。

門口は「二人で最高の作品を見せたい」と気合い

　対する魁斗はHOOST CUP日本フェザー級王者のシュートボクサー。KOこそ少ないが、17戦14勝3敗（1KO）と好戦績を持つ。今年8月には“フェザー級日本最強”と呼ばれた安本晴翔を判定で撃破。タイトルマッチの挑戦権を獲得した。

　両者は21年7月に一度対戦しており、その時は魁斗が判定勝ちを収めている。門口にとっては、防衛とリベンジを狙う一戦となる。この試合は当初はメインではなかったが、RISEの伊藤隆代表が数島大陸vs.松本天志をセミファイナルに入れ替えての抜擢となった。

魁斗は「最高の試合をしたい」とコメント

　計量を終えた門口は、「メインに決まってからプレッシャーや緊張もあって、落ち着かない感じでしたが、あとはやるだけだなと思っています」と意気込み。魁斗は「メインに変わった意味をしっかり考えて、一番熱い試合をしたい」続いた。

　メインに繰り上がったことについて門口は「メインに決まって、正直、それはそうやろと思いましたが、“やれんのか”と聞かれて、決まった時点で覚悟はとっくに決まっていました」と明かした。魁斗も「僕も最初はメインやと思っていたんですけど、メインに相応しくなかったのかなと思いましたが、メインになったんで頑張ります」と気合いを入れた。

2人の試合は、メインイベントで盛り上げてくれそうだ

　他団体のリングや選手と戦うことが多い門口は、SBの選手2人を破っている。同じSBの魁斗は、「SB選手は2人やられているんですけど、敵討ちとかはなく、この階級の最強を目指しています」と王者を倒すことに集中しているとした。

　チャンピオンの門口は「僕で第5代の王者になりますが、このベルトにはいろいろな思いもあると思います。誇りがありますし、僕が守りたい」とRISEのベルト防衛に自信を見せた。

　ここまで過酷な練習を積んできたことを振り返り門口は「好きなことをやっていますが、大変と言えば、全部大変です。プレッシャーもありますけど、好きでやっていることですから」と前向きに乗り越えてきたという。魁斗も「緊張とかありますが、RISEのチャンピオンという目標に立ち向かうので、練習に気合いが入りました。今は楽しみです」と明日の決戦へ向けて気力ともに充実している様子だった。

　明日は門口がベルトを防衛してリベンジを成し遂げ6連勝を飾るのか、それとも魁斗が新チャンピオンになるのか、熱いタイトルマッチが見られそうだ。

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