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【ボクシング】まるでマイケル・ジャクソンの動きで衝撃KO!「真のエンターテインメント」の声も賛否両論

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2024/02/06(火)UP

踊りながら攻撃! プロモーション公式YouTube @boxxerofficial

 2月3日(土・現地時間)英国ロンドンで開催されたプロボクシング ライトヘビー級8回戦で、東京五輪銀ベン・ウィテカー(26=英国)が、まるでマイケル・ジャクソンのような動きで相手を翻弄、5回TKO勝利した。
 ネットで試合が公開されると「ナジーム・ハメドの再来だ」「ふざけすぎている」と賛否を分け、話題になっている。

【フォト・動画】まるでマイケル・ジャクソン!踊るような動きでTKO勝利

 ウィテカーは21年の東京五輪ボクシング ライトヘビー級で銀メダルを獲得。しかし納得せず、メダルをかけず、ポケットに入れたまま表彰式に出て、物議を呼んだ個性派だ。
 22年7月にプロデビューすると5勝無敗(4KO)、無敗街道を走る。

 今回の相手はハリド・グライディア(41=仏)で、戦績は10勝(2KO)14敗。

ボディでダウンを奪ったウィテカー @benwhittaker

 試合は序盤から、ウィテカーが打っては離れる一方的な展開。2回には強烈な左ボディでダウンを奪う。

 ウィテカーは余裕を持ったのか、その後も片足でパンチでかわし、そのままスケートのサルコウのような360度回転を見せる。観客はブーイングし、主審も警告した。

 さらには両手ぶらりのダッキングやウィービング、よそ見ステップ。
 4回には相手の後頭部をポンと平手打ちして再び警告され、ついにはマイケル・ジャクソンのような動きで相手のパンチをかわしつつ、踊るようパンチを当て続けた。これでまたも警告を受ける。
 
 そして5回、ウィテカーはなぶるのをやめ、相手をコーナーに釘付けにするパンチラッシュでダウンを奪い、レフリーが試合を止めた。

 ウィテカーによると、4回後のインターバルでセコンドの父親に怒られたようだ。

 この試合がネットに出ると「真のエンターテインメントだ」「こういうのが楽しいんだよ、UFCに奪われたボクシング人気を復権させよう」「レフリー落ち着け、踊ってはいけないルールはない」とウィテカーのパフォーマンスを支持する一方「彼はやりすぎだ」「恥ずかしい。リングは踊るための場所ではない」とのコメントも並んだ。
 また英国のトレーナーからは「世界レベルではこんな動きは通用しない」との声もある。

 3階級王者シャクール・スティーブンソンはSNSで「彼のファンだよ、楽しそうな動きが大好きだ。もっと上に行って、批判の声を黙らせよう」とエールを送った。

 ウィテカー自身は「誇大宣伝したかもしれないが、これは私の芸術だ」と胸を張っている。
 今後、強敵と当たるウィテカーの戦いぶりに注目だ。

▶次のページ:【フォト・動画】まるでマイケル・ジャクソン!踊るような動きでTKO勝利

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