2024/02/25（日）UP
（最終更新：2024/03/14 10:32）

鈴木博昭（左）vsYA-MANは実現するだろうか

　2月24日、佐賀・SAGAアリーナにて開催された『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で、怪物くんこと鈴木博昭が芦田崇宏に初回TKO勝利を飾った。
　勝利マイクで鈴木は、YA-MANに対戦を要求、SNSでYA-MANも「踏み台にしてやる」と返している。2人の対戦が実現するとすれば、どちらが勝利するだろうか。

【フォト】鈴木の昨日の豪快KOシーン！YA-MANが朝倉未来をKOする瞬間も

　昨日の試合は、芦田の三角絞めを鈴木が防ぎ、芦田の顔にグラウンドのヒザ蹴りからパウンド。立ち上がってサッカーボールキック、そして踏みつけからのパウンドと畳み掛け、TKO勝利を決めた。

　そして勝利マイクで「YA-MANくん、何でもありで俺とタイマンしようぜ！アンサー待ってます」とYA-MANに対戦を呼び掛けた。これに、YA-MANもSNSで「俺は平本にMMAでやり返す。その為の踏み台にさせてもらう」と応じ、鈴木は「やろうぜ」とMMAマッチで両者合意の形になった。

（24日の試合）上からパウンドを落とす鈴木

　鈴木とYA-MANは、互いに立ち技出身のファイターだ。類まれな身体能力とパワーから「怪物くん」の異名を持つ鈴木は、シュートボクシングで3階級を制覇。ONEにも参戦していた。21年よりMMAへ転向し、勝ち負けを繰り返し、平本蓮にも判定負け。しかし昨年6月は西谷大成の飛びヒザ蹴りに左フックを合わせて、TKO勝ち。そして今回グラウンドからのパウンド連打で勝利と連勝となった。MMA戦績は7戦4勝（4KO）3敗。

　一方のYA-MANはRISE OFGキックルールの現役王者。昨年5月にMMAデビューすると、三浦孝太に初回TKO勝利。さらに11月、朝倉未来にOFG着用のキックルールでKO勝利して話題となったが、大晦日RIZINではMMA2戦目で平本蓮に判定負けした。MMA戦績は2戦1勝（1KO）1敗。

　MMAの経験値で言えば、鈴木がリード。YA-MAN側はどう対策を立ててくるか。”何でもありで”というように、鈴木はグラウンドの経験が浅いYA-MANにあえてグラウンドで攻め、そこから隙を見て打撃に繋げることも考えられる。激しい打撃戦も期待されるが、そこは両陣営の作戦次第だ。

　読者からは「YA-MAN平本戦を見る限り怪物くんの方がしっかりMMAできる。テイクダウン取ったらあっさりパウンドアウトできそう」「平本戦のままなら、怪物くんが勝ちそうだな」「間違いなく最高な殴り合いが見れる気がする」など、鈴木有利の見立てが多かったが、グラウンドに付き合わない、そこに対するディフェンス力があれば、一発はYA-MANにはある。

　鈴木vsYA-MANは実現するだろうか。勝者は両者とも負けている平本蓮との対決も考えられる。今後の展開も追っていきたい。

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