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フューリー、ウシクにダウンを奪われ2-1判定で惜敗も認めず!「みんな戦争中の国の味方をする」と再戦条項を行使へ=世界ヘビー級4団体統一戦

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2024/05/19(日)UP

ウシクが9Rにダウンを奪う激闘、フューリーはプロ初黒星 (Photo by Richard Pelham/Getty Images)

 5月19日(日・日本時間)にサウジアラビア・リヤドにてプロボクシング史上初の主要4団体世界ヘビー級統一戦が行われ、3団体同級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)がWBC同級王者タイソン・フューリー(35=英国)から9Rにダウンを奪うなど追い込み、判定2-1で勝利。史上初のヘビー級4団体王者に輝いた。負けたフューリーは納得せず、10月に再戦だと息巻いた。

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 試合は前半ラウンドはほぼウシク、4Rからはフューリー。9Rに左フックでグラつかせ、猛ラッシュでダウンを奪ったウシクは11Rまで圧倒、12Rは互いに譲らずの展開だった。

 勝ったウシクは「2人のジャッジが115-112と114-113をつけ、3人目のジャッジは114-113でフューリーを支持した。僕の国民は……僕にとってだけでなく、国にとっても、国を守る兵士たちにとっても大きな勝利だ。素晴らしい日だ」と勝利を喜んだ。

 これまで無敗を誇っていたフューリー。中盤からは優勢だったが、9Rから崩れるも12Rには持ち直した。

 フューリーは「私はあの試合に勝ったと信じている。彼が勝ったラウンドもいくつかあったと思うけど、大半は僕が勝った。ボクシングではそういう判定もある」負けを認めず。
 さらにフューリーは「彼の国は戦争中だ。みんな戦争中の国の味方をするが、間違いなく私があの試合に勝ったし、また戻ってくる。私には再戦条項がある。スプリット・デシジョンで良い戦いをした小男に敗れたが、あらためて彼に感謝する。私は10月に再戦する。オレクサンドルに幸あれ。よくやった。神の祝福を」と10月にウシクとの再戦を誓った。

 フューリーはプロ初黒星。戦績は36戦 34勝 (24KO) 1敗 1分となった。

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