【UFC】悪質な頭突き反則、“被害”の女子選手は顔面手術へ
5月18日(日本時間19日)に米ネバダ州ラスベガスで開催された総合格闘技イベント『UFCファイトナイト・ラスベガス92』にて、相手の頭突き(バッティング)を2度も顔面に受け反則勝ちとなった女子選手のアリアネ・カルネロッシ(31=ブラジル)が骨折した鼻と頬の手術を行うことが分かった。
【フォト&動画】問題の悪質な“頭突き”シーン!カルネロッシは顔面流血で苦悶の表情
カルネロッシは女子ストロー級マッチでピエラ・ホドリゲス(31=ベネズエラ)と対戦。2R中盤過ぎ、パンチ連打で倒れたカルネロッシに対し、トップからパウンドを落とすホドリゲスがここでなんと頭突きを2発!
試合は中断。リプレイ審議でこのバッティングが故意による反則行為とみなさえ、ホドリゲスは失格。カルネロッシが勝者となった。
米MMAメディア「MMA Fighting」の取材によれば、MRI検査の結果、カルネロッシはこの頭突きで鼻骨と頬骨の骨折と診断。カルネロッシは近日中に手術を行い、完治までには3ヶ月かかるという。
今回の怪我は手術で治るが、この騒動でカルネロッシとホドリゲスの仲は険悪だ。
このバッティングまで、試合を優位に運び、まだ試合は続けられると思っていたホドリゲスは試合後に自身のSNSで「自分が卑怯者だと知りながら“勝者”として家に帰るくらいなら、自分の犯したミスのせいで試合に負けた方がマシ」とカルネロッシを攻撃。
これに対しカルネロッシも自身のSNSにて「人間と動物を区別するものはルールだということを人間であるなら理解すべきだ」と反論した。UFC参戦以降、14度の手術を行った経験があるカルネロッシからしたら、“負傷続行”を簡単に言うなとのことだろう。
果たして、2人の因縁に決着はつくのか。
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