【ONE】半月板断裂のスタンプが手術成功、ギプス姿で涙を流し試合中止に謝罪
6月8日(土)タイ・バンコクのインパクト・アリーナで開催される『ONE 167: Stamp vs. Zamboanga』のメインイベントで予定されていたONE世界アトム級タイトルマッチは、王者スタンプ・フェアテックス(タイ)の練習中に起きた半月板断裂により中止となった。
昨日、ONEの公式SNSでは動画で手術後のスタンプが、ぐるぐるに巻かれたギプス姿で涙ながらに試合中止を謝罪。どのようにこの怪我が起こったかも説明した。
【フォト&動画】スタンプの脚がぐるぐるのギプス姿、涙を流す場面も
スタンプはONEでキックとムエタイ2冠を達成した後、MMAに電撃参戦。昨年9月王座決定戦をハム・ソヒと争い、KO勝利で前人未到の3競技制覇の偉業を達成した。
今回、デニス・ザンボアンガ(フィリピン/同級2位)を迎えての初防衛戦が中止となりかなり無念だろう。
スタンプは涙を流して「試合が実現しなくて申し訳ないです。私は本当に怪我をしたくなかったです」と謝罪。
そして怪我した時の状況を「私の怪我はトレーニング中に起こりました。私より小柄なスパーリングパートナーが後ろから私をテイクダウンしようとしました。私の足は地面についたままでした、彼女が私をねじると私のヒザもねじれました。そして痛みを感じました」と話している。
スタンプの執刀医は動画の中で「スタンプは5月14日左ヒザ関節を負傷しました。手術が必要だと合意しました。そこで彼女は20日月曜日に手術を受けました。手術後に彼女はリングに戻ることができなくなりました」と説明。
またONEのタイ支社の常務取締役は「私たちは彼女に試合出場を辞退させることにしました。世界王座防衛戦よりも重要なことがあるからです。それは適切な治療を受けて100%の状態で復帰することです」と復帰へ向けて治療が最優先になるとした。
ONEの公式サイトを確認すると、スタンプの手術は成功したものの今後数ヶ月にわたるリハビリが控えているとのこと。9月7日(土)『ONE 168: Denver』にはONE女子ストロー級MMA世界チャンピオンのション・ジンナン(中国)への挑戦も予定されていたが、実現するかはまだ不明との記載がある。
まずはしっかりと治療に専念して、万全の状態で戦いの舞台に戻ってきてくれることを願いたい。
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