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ボクシングで珍ハプニング!戦意喪失TKO負け選手が大乱闘、一体何が!?

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2024/07/07(日)UP

両陣営入り乱れての乱闘騒ぎに@HappyPunchより

 7月7日(日本時間)に中東ドバイで開催されたボクシングイベント『Social Knockout3』に元UFC選手のダレン・ティル(31=英国)のボクシングデビュー戦が行われたが、戦意喪失でTKO負けとなった相手選手が、なぜか試合後に激怒、リング上で大乱闘騒ぎとなった。

【フォト&動画】試合後リング上で大乱闘!原因となった後頭部への反則パンチも

 ティルは15年から22年までMMA最高峰のUFCで戦ったトップファイター。豪打を武器に数多くの強豪をなぎ倒し、MMA18勝(5敗)で12フィニッシュ(10KO・2一本)の戦績を残した。そのハードパンチャーぶりからボクシングに転向、今回が待望のデビュー戦だった。

 その相手は地元人気のMMAファイター、ムハマド・ムーティ。UFCでタイトルマッチを経験したことがあるティルと、MMA2勝2敗のムーティの実力差は明らかで、このマッチメイクは、ティルがボクシングでどこまでやれるかの、最初の“お披露目”として見られていた。

クリンチの中、ティルが後頭部にパンチ@HappyPunchより

 2分、4Rのクルーザー級の試合、1Rからティルはゆっくりと歩きながら距離を詰めジャブを出し続けるが、ムーティは逃げで防戦。続く2R、クリンチしてきたムーティに対し、ティルが頭部やボディに軽くパンチを当てると、ムーティが突如、後頭部を抑えしゃがみ込み、ラビットパンチ(後頭部への反則パンチ)があったと主張。

 立ち上がるも、尚も後頭部の痛みを訴えるムーティ。しかしレフェリーは、確かに後頭部へのヒットはあったものの、ダメージは大きくなく、選手本人が戦意喪失状態であると判断し、ティルのTKO勝利をコールした。

 判定が下るまでグローブを外して待っていたティル。すると、ムーティが詰め寄り2人は口論に。突如、乱闘が勃発し、リング上は両陣営と警備員が入り乱れての大騒ぎに。それまで後頭部を押さえながら戦えないと主張していたムーティが、試合以上に機敏に動き、元UFCファイターにタックルまで仕掛ると、放送実況も「これは流石にコメディだ」と冷笑した。

 ティルは試合後にファンに向けて謝罪すると「アイツは試合から逃げた臆病者。ファイターじゃない」とムーティに対し怒り。2人の口論も反則パンチが原因で自分は負けていないと主張するムーティに対し、ティルが“臆病者”と非難したからのようだ。

 ネット上は「ムーティが最初からビビっていたのは明らか」「あのラビットパンチではダメージはないはず」「ティルが言う通り、ヤツは逃げた」と、ムーティへの批判の声が多く見られた。

▶︎次ページは【フォト&動画】試合後リング上で大乱闘!原因となった後頭部への反則パンチも

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