【五輪柔道】ビロディド、延長で反則負け！コーチ退場から精彩欠き舟久保に軍配

2024/07/29（月）UP
（最終更新：2024/07/29 21:35）

　パリ五輪（29日）、柔道女子57kg級では、２回戦で舟久保遥香（三井住友海上）が東京五輪女子４８キロ級銅メダリストのダリア・ビロディド（２３）に延長反則勝ちで準々決勝に進んだ。
　ビロディドは1回戦で 開始6秒、大内刈りで豪快な一本、舟久保も延長戦で技ありを奪い勝利。そして2回戦、両者は互いに指導1の接戦の中、ゴールデンスコアの延長戦に突入した。

【フォト】ビロディドの初戦、”秒殺”豪快一本勝ち！２回戦負けで号泣する姿

　この延長戦でハプニング。畳の下からアドバイスを送るウクライナのコーチが注意２を受けて退場に！その後もまもなく２回目の指導となったビロディド、懸命に戦うもスタミナ面などで精彩を欠き、３度目の指導で反則負けとなった。

　ビロディドは21年の東京五輪後、2階級上げ57kg級に。48kg級では世界２連覇するなど圧倒的だったが、この階級では苦戦。ウクライナ紛争もあり、スペインに避難するなど、苦難も続いた。
　しかし、今年ヨーロッパチャンピオンになるなど世界ランクも12位に伸ばしパリ五輪でどこまで行けるか期待されていた。

　今回ベスト16での敗退で敗者復活はないが、今後のビロディドの活躍に期待だ。

　なお、勝利した舟久保だが、東京五輪の銀メダリストのサラレオニー・シシケ（26）に、開始9秒で出足払いで一本負け。敗者復活戦で銅メダルを目指す。優勝候補の出口クリスタ（カナダ）は準決勝に進出しメダルに王手ををかけた。

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