【UFC】“柔術フィニッシャー”風間敏臣、打撃手グレゴリオウとの一戦へ「得意な部分に意地でも持っていく!」
8月11日(日)に米国ネバダ州ラスベガスで開催される総合格闘技イベント『UFCファイトナイト』のバンタム級マッチにて、ハラランボス・グリゴリオウ(32=キプロス)と対戦する風間敏臣(27=和術慧舟會HEARTS)の試合前インタビューが、大会を配信するU-NEXTを通じて届いた。
昨年8月のUFCデビュー戦は、初回TKO負けと悔しい思いをした風間、今回の試合へ向けては「得意な部分に意地でも持っていく!」と力強く意気込んだ。
風間はMMA戦績10勝(4敗)のうち8つフィニッシュ(3KO・5一本)を誇る“柔術フィニッシャー”。22年のRoad to UFCに参戦し昨年2月のトーナメント決勝で中村倫也にKO負けしたが、これまでのパフォーマンスを評価され、UFC契約を勝ち取った。昨年8月にUFCデビュー戦を迎えるも、ギャレット・アームフィールドに初回TKO負けを喫した。
対するグリゴリオウは空手黒帯でUFC参戦前はキプロスやギリシャの空手やキックの大会で数々の優勝経験を持つストライカー。キャリア8勝で6フィニッシュの全てがKOによるものだ。前戦となる今年3月のUFCデビュー戦ではチャド・アンヘリガーに判定負けしている。
昨年のUFCデビュー戦から1年となるが、この期間について風間は「自分自身としても『もう1年か……!』というくらい、すごく短く感じました。たぶんその間に過ごした時間が、すごく濃厚だったからなのだと思います。やっぱり“海外で試合をする”っていう部分に関して、海外での戦い方であったり、自分の弱点についてを改めて見直して、1からやってきた感じです」と振り返る。
対戦するグリゴリオウの印象を聞かれ「上体がデカいというのがあって、フィジカル的な部分がすごく強いという印象です」とし、バックボーンの空手については「空手をやっていたということは、あまり意識していません。HEARTSでもそういう話をしたのですが、空手自体が日本のものだから、そういう競技において海外でタイトルを獲ってきたということは特に気にせずにやっていこうと思って。それよりも、こちらとしては自分がやりたいことをやるという感じです」とそこまで意識はしてないと話す。
今回の試合では、得意なグラウンドでの勝負を仕掛けるのか、それとも打ち合い上等なのか問われ、「もちろん自分の得意な部分に意地でも持っていく!ということを考えています。何と言うか……今まで、レベルが上がるにつれて自分のなかで無意識に、綺麗に戦おうと思ってしまっていたようで。改めて思ったのは、自分は綺麗には戦えないということ。汚くてもいいから得意な部分に持っていき、何がなんでも勝ちたいと思っています」と得意の寝技の展開に持ち込むと強調した。
思い描く試合展開に関しては「自分のターンがずっと続いて、相手がどんどん削れていくような展開が理想です。そうなると相手は苦しくなりますが、それは自分にとっても苦しい状況でもあるので、そういう場面で競り勝てるような練習をしてきました。だから問題ないと思っています。自分の得意なところで、最後には相手が諦めるようなフィニッシュを狙っていきたいと思っています」とフィニッシュ宣言。
お互いにUFCデビュー戦は黒星スタートとなり負けられない一戦。その状況で勝利を掴み取るためのカギを「技術的に競ってくると、そういう場面になったときにどれだけ練習で苦しい思いをしてこれたかであったり、試合にかける思いというのが、ちょっとずつ試合のなかで現れるようになって、それが最終的には大きな差になっているのではないかと思います。実際に自分はRTUの試合でも判定勝利はしているけれどフィニッシュをしていないので、あんまり勝った気がしていなくて。その考え方で言うなら、ここ数年は勝ちがないから。勝ちを一番欲しているのは自分なので」と風間。
最後に、日本のファンへ向けて「日本時間8月11日の朝、ラスベガスで勝利をしっかり掴んできます。まずは応援してくれる方、家族やセコンド、チームメイトのみんなを安心させることはもちろんですが、UFCで勝利を掴むことによって自分が一番安心したいと思っています。あらためて応援をよろしくお願いします」とメッセージを送った。
▶︎次ページは【動画】風間がアームロックで一本勝ちする瞬間!
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