2024/08/22（木）UP
（最終更新：2024/08/23 03:09）

中谷（左）がペッチ（右）と対戦決定

　10月13日（日）、14日（月・祝）に開催される『Prime Video Boxing 10』有明アリーナの会見が都内にて行われ、［WBC世界バンタム級タイトルマッチ］（14日開催）として、王者の中谷潤人（26=M・T）が挑戦者で同級1位のペッチ・ソー・チットパッタナ（30=タイ）と2度目の防衛戦を行うことが、22日、都内会見にて発表された。

【フォト】中谷、ボディストレートでKOの瞬間！

　中谷は28戦28勝（21KO）無敗、今年2月にはKO勝利でWBC世界バンタム級王座を奪取、3階級制覇を成し遂げた。続く7月にWBC同級1位ビンセント・アストロラビオ（フィリピン）を1R 2分37秒でKO勝利し、初防衛に成功した。

　対するペッチはプロ戦績76勝（53KO）1敗と経験豊富な実力者。その一敗は18年12月にタサーナ・サラパットのリングネームで、現WBA世界同級王者の井上拓真とWBC世界同級暫定王座戦で対戦し3-0の判定負けしたときだ。接近戦で来るペッチに井上は度々ロープを背負う場面もあった。

　会見で、中谷は今回の防衛戦に向け「相手が久々のサウスポー。楽しみながら対策を立て、自分の強さを発揮できるような身体を作っていきたい」といい、目指す”パウンド・フォー・パウンド”の存在となるため「（今回の試合は）KOを目標にして、沢山のアクションを増やしていきたいと思う。その動きができるように練習で激しく追い込んでいく」と3連続KO勝利に意欲を燃やす。

　元々の愛称”愛の拳士”から、井上尚弥に次ぐ“ネクストモンスター”と呼び名が変わり始めるほど大きな注目を集める中谷。この点を問われると「特に思いはないが、たくさんの期待を感じている。その思いに対し、僕はボクシングで恩返ししたい。”愛の拳士”らしくやっていきたい」と語った。

　“ネクストモンスター”中谷、期待される3連続KOでV2なるか、注目の一戦だ。

　なお、この大会は10月13日、14日と、2日間にわたって行われ、13日は井上拓真、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟、岩田翔吉、14日は中谷潤人、田中恒成、アンソニー・オラスクアガの7つの世界戦と那須川の地域タイトルと、大イベントになる。

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