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【ONE】“野生獣”手塚裕之、米国デビュー戦で6連続フィニッシュに意欲!「会場が沸くエキサイティングなものを」=9.7

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2024/08/26(月)UP

“野生獣”手塚裕之

 9月6日(日本時間7日)に米国コロラド州デンバーで開催される『ONE 168: Denver』のウェルター級MMAマッチで、イシ・フィティケフ(オーストラリア/トンガ)と対戦する手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)。試合前の公式インタビューにて「会場が沸くエキサイティングなものを」と意気込みを語った。

【動画】手塚が“鮮烈チョーク”、5連続フィニッシュの瞬間!

 手塚は筋骨隆々のマッスルボディを持ち、“野生獣”の異名を取る第13代パンクラスウェルター級王者。キャリア14勝で12フィニッシュ(8KO・4一本)と決定力の高さを誇る。今年4月の前戦でヴァミール・ダ・シウバにノースサウスチョークで一本勝ち、5連続フィニッシュ(2KO・3一本)を決めた。

手塚が米国大会でフィティケフと激突©️ONE

 対するフィティケフはニュージーランド生まれオーストラリア育ちのトンガ人でラグビー選手としての異色のキャリアを持つ。キャリア8勝で6フィニッシュ(4KO・2一本)と高い決定力を誇り、昨年4月の前戦でシウバを一本で極め、ONE初勝利を飾った。

 6月にコロラド州などでアメリカ修行を行った手塚。「技術的なことで言えば、よりMMAに特化した技術を学んだ。グラップリングとか打撃というよりは、その混ぜ方というか、MMAストライキングだったり、MMAグラップリングだったりを結構学べて、あとはトップ選手たちとスパーリングをして。自分の通用する部分と、ちょっとここは課題だなっていう部分も見つかり、本当にここは自信になるという部分も見えたので、実りのある合宿でした」と手応えを語る。

前戦はノースサウスチョークでフィニッシュ!©️ONE

 対戦するフィティケフについては「背丈とかは同じぐらいで、ファイトスタイルは僕の以前のスタイルと結構似ている。結構スタンド打撃でゴリゴリ打ってくるタイプで。フィジカルを生かした爆発力を生かした攻撃で。やっぱり体は強いと思います。もともとラガーマンだったみたいですし」とそのフィジカルを警戒する一方で「 ただ、その引き出しとしては、やっぱり経験上の自分の方が上かなと思います。ですので、その引き出しと経験の差を見せたいと思います」と経験値において自分が優位だと胸を張った。

 また、勝ち筋については「打撃でもカウンター入れて倒すのもいいですし、相手は判定負けを1度だけしていますが、KOも一本でも負けたことがない。相手に初のフィニッシュ負けを経験させるつもりですが、僕の場合、戦いの流れに任せます。テイクダウンしてパウンドアウトもあるし、お腹効かせてKOもあるだろうし。やっぱりエキサイティングなものを求めているので。会場が湧いて、北米でのデビュー戦なので注目されるような試合をしたい」と、様々なフィニッシュパターンを既にイメージしているようだ。

 「アメリカで6連続フィニッシュを決めたら、王者のクリスチャン・リーにも声が届きやすいのでは?」との問いには「さすがに6連続でフィニッシュすれば、(タイトル挑戦は)もう決まっても良いんじゃないかと。もちろんチャトリさんや運営が決めることだと理解していますが、流石に期待はしますね」と意気込んだ。

 果たして、手塚は米国大会デビュー戦で6連続フィニッシュを決めるか、期待だ。

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