2024/09/28（土）UP
（最終更新：2024/09/28 15:44）

スーパー・ライト級王座決定トーナメントに参戦する鈴木勇人（左）稲垣柊らが計量パス

　9月29日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される格闘技イベント『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が28日、都内にて行われた。
　第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級（-65kg）王座決定トーナメントに出場する8選手全員が計量をパス。日本人選手を代表して参戦する鈴木勇人（K-1ジム五反田チームキングス）は「明日は思いっ切り行くだけ」、稲垣柊（K-1ジム大宮チームレオン）は「僕が獲るって確信してます」と意気込みを語った。

【フォト】鈴木、稲垣、強豪外国人らが絞り上げた肉体で計量パス！

　同トーナメントは8選手によりワンデイで争われる。今回は8選手中6選手が世界の強豪ファイターとなった。前述の通り、日本人選手代表として参戦するのは第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木と、第9代Krushスーパー・ライト級王者の稲垣だ。

　鈴木は、昨年7月のK-1でデンサヤーム・ウィラサクレックを左ストレートで一撃KO。9月にK-1でモハメド・イスラムから判定勝利。12月は豊樹からKO勝ちを収め、24年3月に卜部功也と激闘を繰り広げて判定勝利を飾っている。トーナメント1回戦の相手は、イオヌット・ポパ（ルーマニア）。

　ポパはFIGHT CLUBBING ライトウェルター級（-64.5kg）王座、ISKAインターコンチネンタル・ライトウェルター級（-65kg）王座の戴冠歴があり、戦績は17勝（7KO）4敗1分。K-1の情報によれば、左右どちらでもできるスイッチで的確な左ミドルキックと打ち落とすローキックを持ち、-65kgの次世代の世界トップファイターとして注目を集めているファイターだ。

　会見でポパは「日本は初めてで、日本が大好きなので嬉しく思う。コンディションはとても良い、ちょっと時差で寝れてないけど。相手は強くて日本で人気だと認識しているけど、明日は良い試合して勝ちたい」とコメント。
　鈴木は「ずっとこの日の為にやってきたので、明日は思いっ切り行くだけだと思ってます。相手と向き合った感想は良い勝負が出来そうだなって感じです」と意気込む。優勝できる確信については「正直明日になってみないと分からないですけど、自分のやることを全力でやって、そうすれば結果は後から必然的に付いてくると思ってます」とした。

　稲垣は、現在11連勝中の現役Krushスーパー・ライト級王者。24年4月は「K-1✕Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」で元K-1ライト級王者の林健太を破り、勢いに乗る。トーナメント1回戦では、レニー・ブラジ（イタリア）と激突する。

　ブラジは、ISKAムエタイ欧州ライトウェルター級（-65kg）王者の20歳。K-1の情報によれば、高いKO率を誇り“イタリアンKOマシーン”として注目を集めている。弱冠20歳の甘いマスクとは裏腹に、リングに上がると嵐のようなパンチラッシュを見せ、まるで鬼神のような姿に変身するのが魅力だという。

　会見で稲垣は「明日はKrushのベルトを巻いている僕が制覇することに意味があると思ってるので、K-1グループの2つのベルトを僕が獲って、『65kgは稲垣柊の階級』って言われるようにしたいと思います。向き合ってみてそんなに大きさは感じなかったので、そこの部分は良かったと思います。でも良い目をしてたので、良い試合ができるんだと思います」とKrushに続きK-1のベルトも狙う。優勝できる確信があるか聞かれ「僕が獲るって確信してます」と言い切った。
　一方のブラジも「明日がすごく楽しみです。相手が誰というのは関係なく、誰が相手でもトーナメントは勝てると思う」と自信たっぷりにコメントした。

　それ以外の注目選手としては、オランダ名門Mike’s Gymが送り込む新鋭のカン・ピナール（トルコ）、WLF武林風-65kg級世界王者のメン・ガオフォン（中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP）、ルンピニーとラジャダムナンの2大スタジアムで活躍し、TOPKING WORLD SERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝した実績を誇る、ヨードクンポン・ウィラサクレック（タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム）などがラインナップされている。

　明日の過酷なワンデイトーナメントを勝ち抜き、ベルトを腰に巻くのは一体どの選手となるか。

＜計量結果＞
▼第6試合　第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
メン・ガオフォン（中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/WLF武林風 -65Kg級世界王者）→65kg
vs
トーマス・アギーレ（Dojo Serpiente）→64.4kg

▼第5試合　第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
レニー・ブラジ（イタリア/Team Calzolari/ISKAムエタイ欧州ライトウェルター級王者）→65kg
vs
稲垣柊（K-1ジム大宮チームレオン）→64.95kg

▼第4試合　第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
ヨードクンポン・ウィラサクレック（タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/TOPKING WORLDSERIES -70kg王者）→64.95kg
vs
カン・ピナール（Mike’s Gym）→64.45kg

▼第3試合　第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
鈴木勇人（K-1ジム五反田チームキングス）→65kg
vs
イオヌット・ポパ（ルーマニア/Team Super Pro Alin Balasa Sibiu/ISKAインターコンチネンタル・ライトウェルター級（-65kg）王者）→64.95kg

▼第2試合　第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級王座決定トーナメント・第1リザーブファイト/3分3R・延長1R
佐々木大蔵（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）→64.95kg
vs
齋藤紘也（WSRフェアテックス三ノ輪）→64.95kg

▼第1試合　第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級王座決定トーナメント・第2リザーブファイト/3分3R・延長1R
瑠久（RAUSU GYM）→64.95kg
vs
寺島輝（TANG TANG FIGHT CLUB）→65kg

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