井上拓真、中谷潤人に対戦要求、中谷｢勝者と｣

2024/10/11（金）UP
（最終更新：2024/10/13 21:41）

　10月11日、有明アリーナで行われる2日間興行「Prime Video Boxing 10」の公式記者会見が都内で開かれ、DAY1（13日）のメインイベント、WBA世界バンタム級タイトルマッチで防衛戦を務める王者の井上拓真（大橋ボクシングジム）と挑戦者の堤聖也（角海老宝石）がそれぞれコメントを残し火花を散らした。両者は同学年であり高校2年時のインターハイ準決勝で対戦した際は井上の判定勝ち、今回は12年ぶりの再戦となる。

【フォト】井上拓真「中谷と戦いたい」と発言した時の中谷、天心、堤の表情

　これが三度目の防衛戦となる王者の井上拓真は「同級生同士のバチバチの熱い試合となると思うので色んなカードがある中で一番盛り上がる熱い試合にしたいと思います」と闘志を燃やした。対戦相手の堤聖也は「ずっとやりたかった拓真選手と決まって嬉しい、僕の生きてきた物が13日のリングに出ると思うのでそういう物を見て貰えたら」と念願のリベンジ戦に全てをぶつけるつもりだ。

　次に目標を聞かれると堤は「世界を獲れば自ずと先も見えてくると思いますが、獲ってから考えるのでまずは世界を獲る」と目前のタイトルマッチに集中している。
　対する井上は「一番戦いたいのは中谷選手で、まずはしっかり堤選手を返り討ちにして見えてくる物がある」と、隣に座る現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人との統一戦を目指す。

　また中谷も「まずはペッチ選手に勝つことに集中しています、統一戦は目指しているので前の日に拓真選手と堤選手が試合するのでチャンピオンとやれたら」と、勝者との対戦を望む。
　その後の囲み取材で中谷は井上から対戦要求を聞いたことについて聞かれると「あんまり気にしてない、自分自身やるべきことがあるし流れもあるので、まずはお互い目の前の試合をしっかりやってそうなればいいなと思ってます」と、あくまで目の前の試合に集中する。

　戦いはすべて必ずチャンピオンが防衛できるとは限らない、井上拓真と中谷潤人の統一戦の目標は果たして実現なるか。

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