朝倉海、衝撃一本負けもUFCホワイト氏評価「さらにRIZIN王者クラスを迎えたい」

2024/12/09（月）UP
（最終更新：2025/01/08 17:31）

　12月8日（日・日本時間）米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された『UFC310』では、元RIZINバンタム級王者・朝倉海（日本/JAPAN TOP TEAM）が現UFC世界フライ級王者アレシャンドレ・ パントージャ（ブラジル）に2R リアネイキドチョークで一本負けを喫した。
　しかし大会終了後、UFC代表ダナ・ホワイト氏は「RIZINから他のチャンピオン候補を連れてきたい」と引き続き王者クラスのRIZINファイターを参戦させたいと語っている。

【フォト・動画】海がパントージャに飛びヒザ！失神一本負けの瞬間も

　今年10月、UFCは海のデビュー戦をフライ級王者パントージャの防衛戦相手に大抜擢。当時の会見でホワイト氏は「彼は強い選手だ。その実力を査定する必要のない選手だと理解している」と海の実力と、抜擢したUFCの目利きに確かな自信があるとコメントしていた。

　試合前にも、UFCは海に様々なプロモートを行いその強さを宣伝、期待のほどが伺えていた。
　結果は、海は１Rは打撃戦で健闘も、2Rには王者がフックを当てては、バックにつくと逃さず一本を極め切り敗北。

　しかしホワイト氏は試合後会見で「海は史上最高の男の一人と戦った。もし海が勝っていたら、（次戦）日本でどれほど大きな試合になったか。もっとも、彼が今夜見せたパフォーマンスでさえ、（UFCが）日本で試合を行う可能性を持つものだと思うよ」と負けてなお海を評価する。

　更に、記者からRIZINから他のチャンピオン候補の選手を連れてくる可能性があるか、と聞かれると「もちろんそうしたいと思っている。今夜だってやっただろう。有望な選手たちがいるんだ。榊原氏と話していたんだが、日本の若いファイターたちが、UFCで日本人初の王者になりたがっているとのことだ。エキサイティングじゃないか」と今後も有望なRIZINファイターを参戦させ、UFCタイトルを狙わせるのにやぶさかでないとのことだ。
　また「日本でファイトナイトを行いたい」とナンバーシリーズではないファイトナイトを行いたいと明かした。

　RIZIN榊原氏は試合後のSNSで「RIZINのファンや私達の前で誓った“UFCの王者になって戻って来る！”との約束を必ず成し遂げて下さい！早速、顔を上げて前に進んで欲しいです。我々はこれからも変わらずサポートします！」と熱くメッセージしている。

　今回は敗れるも、朝倉海、そして有望なRIZINファイターたちによるUFC王座への道が、どんどんと開き始めている。

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