【SB】山田彪太朗、“超攻撃型スタイル”完全解放へ!弟・虎矢太と「2人でド派手なKOする」
12月26日(木)『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』(東京・TDCホール)にて、ONE参戦中のレームシン・ソー・デチャパン(タイ)と58.0kg契約で対戦する、SB日本フェザー級王者・山田彪太朗(シーザージム)のインタビューが主催者から届いた。
※山田彪太朗の対戦相手変更が12日の会見で発表された。
【変更前】レームシン・ソー・デチャパン(タイ)→【変更後】ンガオパヤック・アドソンパトン(タイ)
――今回、ビッグマッチ参戦が決まり、心境はどうでしょうか。
彪太朗「僕は2019年にプロデビューして5年経ちますけど、『GROUND ZERO』のような大きい大会に出るのは初めてで、TDCホールにはお客さんとして行ったことがありTDCホールで試合をすることにめちゃめちゃ憧れていました。派手な入場もできるのでめっちゃ気合いが入っていますし、モチベーションも高いまま練習もできています」
――前回10月の一仁戦を振り返ってもらいたいのですが、1R KO勝ちでした。
彪太朗「前回は最初からすごいリラックスしながらパンチを打てたので、今までになかった新しい山田彪太朗、いわゆる超攻撃型スタイルのデストロイドモードの蓋が開きつつあるかなと」
――まだ開け切ってない?
彪太朗「まだ開け切ってないですね。多分12月26日に完全解放という感じになります」
――これは今回の相手がそれだけ強敵だからというのもありますか。
彪太朗「そうですね。相手はONEで活躍している選手というのもありますけど、前回の試合で自分の中で何か掴めたものがあり、その前回の試合の感覚のまま練習もできているというのもあります」
――今回の相手、レームシン・ソー・デチャパン選手に関しては映像を見ていたらどういう印象がありますか。
彪太朗「まだ相手の映像はちゃんと見てないんですけど、ONEで3戦2勝1敗と勝ち越しているだけに怖いなと思いましたが、ちょっと試合を見た感じだとバチバチ打ち合う選手だったので僕とすごく噛み合う試合ができるんじゃないかなと思います」
――ONEに出ている選手は無名の選手であっても強い選手が多いですけど、警戒してますか。
彪太朗「そうですよね。笠原兄弟がONE FFに出た結果を見て世界は広いんだなと改めて再確認したので全く油断もしてないですし、むしろモチベーションが上がっている感じです。今まで戦ってきたタイ人よりも強いという感覚で戦いたいと思います」
――前回は左ストレートでKO勝ちしましたが、今回はどういう勝ち方をイメージしていますか。
彪太朗「2024年最後の試合なのでボディで削るのもいいけど、できれば顔にバチンと当ててノックアウトしたいですね」
――ここでいい勝ち方ができれば、笠原兄弟に続いてONEにも大きなアピールができるんじゃないですか。
彪太朗「そうですね。ですが、ただ正直なところ、僕はONEにそんなに興味はなく、日本にはまだ僕の中で結構強い選手はいっぱいいるので、まずそういう強い選手をバンバン倒してSBだけでなく、日本の格闘技業界を盛り上げたいという気持ちが強いです。今回もできれば有名な日本選手とやりたかったんですけど、今回はタイ人選手といってもONEで活躍している強いタイ人なので全くモチベーションは下がってはいないですね」
――来年はどういった1年にしたいですか。
彪太朗「今年はここで勝てば3戦3勝で終わるので来年は日本で有名な他団体のチャンピオンとやったり、SBの防衛戦もこなしていきたいなと。虎矢太が僕の階級に上げてきたので、日本のタイトルは虎矢太に獲ってもらい、僕はSB東洋太平洋王座を狙ったり、世界へ向けて走り出したいと思います」
――日本人だと意識している選手は誰になりますか。
彪太朗「僕は2年前に門口(佳佑)選手に負けているので、門口選手のことをどうしても意識しちゃうというか、もう一回やりたいという気持ちはあります」
――先日、門口選手に勝利してRISEフェザー級王者になった安本晴翔選手と一緒に練習している様子をSNSでアップしていますが、対戦することがあればやりづらい部分はありますか。
彪太朗「若干やりづらいところはありますけど、現RISEのチャンピオンなのでファンが求める試合であればやります」
――安本選手とのスパーをするときはすでに試合を意識したりも?
彪太朗「やっぱりそこは負けられないというか、意識しながらやっているところはあります。お互いにガチスパーじゃないので、なんとも言えないですけど、今でも十分に勝つ自信はあります」
――防衛戦の相手となると魁斗選手か川上叶選手の可能性が高くなりますよね。
彪太朗「そうですね。二人とも強いので、自分はチャンピオンとして迎え撃つだけという感じですね。以前と変わらず、虎矢太が挑戦者になったとしても正直なところやりたくはないですけど、もし決まれば一人の最強の挑戦者として、僕も全力で倒しに行くだけです」
――今シーザージムでの練習では虎矢太選手と対戦することを意識して一緒に練習しているんですか。
彪太朗「そこは意識せず虎矢太が下の階級でやっていた時と変わらず、一緒に切磋琢磨してやっています」
――今回虎矢太選手も同じONEを主戦場にしているタイ人が相手ということで、フィニッシュのタイムだったりも意識していますか。
彪太朗「そうですね。虎矢太より早く倒したいという気持ちはありますけど、2人で話してるのは2人でド派手なKOをしようと。勝ち方は何でもいいので、2人でとにかくド派手なKOをしたいなと思っています。揃ってのマイクアピールも期待してください」
――ちなみに彪太朗選手は「明日仕事で朝早いので22時半に寝ないといけない」ということでしたが、何時に起きているのですか?
彪太朗「ちょうど去年の4月から給食センターで働いていて、22時半に寝ていつも翌朝5時半起きるという生活を1年ぐらいやっています。練習で大変な時でも22時半に速攻眠れるように準備して、今まで一度も遅刻したことはなく、真面目に給食を作っています」
――料理が好きで給食センターに勤めることに?
彪太朗「そうですね。食材から美味しい物に作っていく過程が好きで料理にはまりました(笑)。自分の強さを練習で磨いていくことと同じことかなと」
――どういう時に仕事のやりがいを感じますか?
彪太朗「給食メニューでカレーの時は大きい釜で350人分を作るのですが、釜にルーを入れてカレーになっていくのを見ると『うぉっ、カレーになってるぜ!』とテンションが上がって仕事のやりがいを感じます(笑)」
――給食を食べた生徒から「今日の給食、美味しかったです」と声を掛けられた時とか、そういうことを言われるのかと思ってました(笑)。
彪太朗「確かにそれを言えば良かったです(笑)」
――得意な給食メニューはありますか?
彪太朗「チャーハンですね。ご飯を混ぜるのが得意で、ご飯に具を混ぜてチャーハンになっていくのを見ると『うぉっ、チャーハンになってるぜ!』とテンションが上がって、そこでも仕事のやりがいを感じてます(笑)」
――2回目!(笑)今のお仕事が格闘技に活きる部分はありますか?
彪太朗「体力系の仕事で、何百人もの給食を作るのにずっと包丁を使っていると腕が疲れてくるのですが、疲れても切り続けることは、試合で疲れてても動かないといけないことと直結しているかもしれません」
――では最後にファンにメッセージはありますか。
彪太朗「GROUND ZEROに来ていただいたファンの皆さんには、山田彪太朗、そして山田ツインズのド派手なKO勝ちのクリスマスプレゼントを渡すので楽しみにしていただければと思います」
――では明日も美味しい給食を生徒さんに届けてください。
彪太朗「ありがとうございます。おやすみなさいZZZ」
<対戦カード>
▼58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R 延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
レームシン・ソー・デチャパン(タイ/ソーデチャパンジム)
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