【ボクシング】力石政法、”KO男”ヌニェスとの勝負の鍵「勇敢なメンタルが必要」兄・正道の存在についても語る=5.28

2025/05/27（火）UP
（最終更新：2025/05/28 12:07）

　5月28日（水）神奈川・横浜BUNTAIで開催されるプロボクシング『Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ』の前日計量が27日に行われた。［IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦］（58.9kg）で同級1位のエドアルド・ヌニェス（27=メキシコ）と対戦する、同級3位の力石政法（30=大橋）が計量後の囲み取材に応じた。
　明日のヌニェスとの試合は「メンタル勝負なんじゃないですか」と試合の鍵について話し、兄・矢吹正道の存在についても語った。

【フォト】力石とヌニェス、筋骨隆々ボディで計量パス！バチバチ睨み合いも

　本日の計量では力石が58.8kg、ヌニェスが58.7kgで共にパス。計量後のフェイスオフではヌニェスと顔を近づけ、火花が散るような睨み合いをした力石。フェイスオフで気持ちが昂ったか聞かれると「別に冷静でスイッチが入っているわけでもなくて、とりあえず一仕事終えたなという感じですね」と初の世界戦での計量クリアに安堵していた。

　対戦相手のヌニェスについては「気合い入ってるなと。僕も向こうもこの日のためにやってきているので、（気持ちが）昂るのは当たり前なんじゃないですか」と気持ちの強さを実感したようだ。

　初めての世界戦に挑む力石だが、試合で重要なことを聞かれると「メンタルですね」と回答。力石は「技術なんてもうどうしようもないので、やれることは全てやってきた。明日はメンタル勝負なんじゃないですか。相手も普通の選手じゃない。やっぱり27勝27KO、1敗してますけどその1敗も負けているような試合じゃない。実質全勝して全てKOしている選手。怪物みたいな選手なので、その選手に勇敢なメンタルが必要かなと思っている」とメンタルが試合の鍵になると話した。

　今回の試合では、力石の兄でIBF世界フライ級王者の矢吹正道はセコンドには付かないという。その影響はあるかという質問に「（矢吹は）近くにいるので全く問題ないですね」と兄の存在について語った。
　続けて「（矢吹が）近くにいれば、自分の心が折れそうなときに何かしらの支えにはなるんじゃないかと思っています」と精神的支柱のような役割になると話した。

　初の世界戦に挑む力石だが、勝利し矢吹と共に兄弟現役世界王者になることはできるか。

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