クラッシュ・ギャルズ、恩師の死去を追想「もう耐えられない」”鬼の合宿”!試合でダンプ松本にボコられ「仕方ないだろ!」
6月25日(水)、埼玉県越谷市内にて、極真会館の初代全日本王者で、漫画『あしたのジョー』の力石徹のモデルとしても知られる山崎照朝氏(77)の通夜が行われた。
そこに、山崎氏に育てられた全日本女子プロレス時代のメンバーも参列、クラッシュ・ギャルズの長与千種とライオネス飛鳥の姿もあった。
山崎氏は全日本女子プロレスの特別コーチを務め、クラッシュ・ギャルズも指導。当時、テレビ番組でもその過酷すぎる特訓シーンが放送されていた。
闘病していたことについては知らなかったという2人。突然の死に驚いたという。
訃報を聞いて思い出したのは、やはり合宿でのきつい猛稽古。長与は「海に入ってハイキックをする。そんなの水圧で無理。(足が)上がるわけない。まるで極真の稽古」と回想。
合宿ではさまざまなメニューをこなし、7kmの砂浜を完走した。完走といっても、ただ走るだけではない。
「馬跳びをし、『これで最後だ』と聞いていた。しかし、延長に次ぐ延長で、最後までやらされ、結局端から端まで行った」と、当時の様子を振り返った。
ライオネス飛鳥は「もう耐えられないと思っていました」とその過酷さを語り、長与は「当時、極真空手の女子の試合があれば、出ていたら私たち絶対強かったと思います」と語った。
しかし長与は「そんな厳しい山崎さんでしたが、試合で勝った時は本当に喜んでくれて。試合後、控室まで来てくれて、一緒になって喜んでくれました。先生の中で、ほんのちょっとでも自分たちがプライドになれたら、嬉しいなと思いました」とも振り返る。
さらに「いつも厳しい顔をしているので、喜んでくれた時の笑顔が素敵で、本当に嬉しかった」と語った。
そこで、「負けた時、たとえばダンプ松本さんにボコボコにされた時は、どういう対応でしたか」と聞くと、ライオネス飛鳥は「『お前たちプロレスなんだから仕方ないだろ!』と突き放された」と、苦い顔で語るも、長与は「山崎先生がいなければ今の私たちはいない」と偲んだ。
通夜には、全日本女子プロレス時代のクラッシュ・ギャルズのほかにも神取忍、井上貴子、堀田祐美子、ジャガー横田、大森ゆかりなど、選手や多くの関係者が参列した。
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