朝倉未来、那須川天心vs井上拓真戦語る「井上尚弥以外は…」

2025/11/11（火）UP
（最終更新：2025/11/24 14:06）

　10日、プライムビデオ公式チャンネルにて［WBC世界バンタム級王座決定戦］にて対戦する、那須川天心（帝拳）と井上拓真（大橋）の試合前独占密着動画が公開された。動画内では那須川と親交のある朝倉未来が登場し、今回の王座戦について語った。

【フォト】王座戦へ向けた那須川の肉体！過去の計量姿も

　当初、那須川のボクシング転向について朝倉は「厳しい道に行くなぁと思いました。キックボクシングにいるのが一番安全じゃないですか。ボクシングってなると、（那須川を）蹴りの選手だと思ってたから。それでボクシング行くとどうなんだろう。『苦労するんじゃないかな』『負けるんじゃないかな』とは思ってましたね」と語り、那須川のキックボクシング時代についても振り返った。

　朝倉は那須川に「（ボクシングの練習は）最初どうだったの？やられたりしたの？」と率直な質問。それに対し、那須川は「めちゃくちゃやられましたよ。ボクシングってスパーリング結構やるんで、メキシカンの選手とかは前に出てナンボみたいな。僕はキックの時から前に出てっていう感じじゃなかったので。そこにアジャストするのが時間がかかった」と無敗の那須川もボクシングの壁にぶつかったという。

　また、朝倉は世間が見るボクシング像について「よく総合格闘技とボクシングって比べられるじゃん。俺的にはパンチしかない分野で勝ち抜いている奴ヤバいなって思う。（選択肢が）絞られた状態の競技ほど、極められるのはすごいと思う」とボクシングという競技の凄さについて淡々と語る。

　しかし、それに続けて「日本のボクシングに関してはマジで井上尚弥以外誰が戦っているのか分からない。正直、興味がないっていう状態だと思うんですよ。いよいよ今回は井上尚弥の弟、熱い想いで観れる試合がようやく来たなっていう印象ですよね」と今回の試合は多くの人が熱中するのではないかと予想した。

　試合まで既に2週間を切っている那須川は無敗のまま念願のボクシング世界王座に挑戦する。相手の井上拓真は元王者であり、22戦のキャリアを経験している。大きく注目される一戦となっているが、新王者に輝くのはどちらになるのか。

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