【K-1】バダ・ハリ反則大暴走でK-1GP史上初の失格負け、ボンヤスキーが4年ぶり3度目のV
▼セミファイナル(第8試合) K-1 WORLD GP 2008 FINAL4 3分3R延長1R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チームボンヤスキー)
KO 2R0分53秒 ※右ジャンピングミドルキック
●グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル)
※ボンヤスキーが決勝戦へ進出。
王座奪回を目指し、準々決勝でバンナを撃破したボンヤスキーが先に入場。続いてカラエフをマットに沈めたサキが入場する。
現在K-1で6連勝中(その他の試合も合わせるとなんと20連勝中だという)のトルコの新鋭が、歴代王者狩りに挑む。
1R、左インローで攻めて行くサキに左フックを狙って行くボンヤスキー。サキのバックキックをかわして右フック。左右のフックを放って距離を詰め、ヒザを突き上げるボンヤスキー、離れ際にはハイキックを放つ。
圧力を掛けて右ロー、右ミドルと蹴りを中心に攻めるボンヤスキーに、サキはロープ伝いに逃げていく。パンチを返すサキだが、完全にボンヤスキーに手数でもアグレッシブでも負けている。ジャッジ1名が10-9でボンヤスキー優勢を支持。
2R、右ローを蹴りながら下がっていくサキに、フックからローへ繋げて前へ行くボンヤスキー。サキのパンチでコーナーまで吹っ飛んだボンヤスキーだったが、すぐにダッシュで前へ出て右のジャンピングミドルキック!
サキは飛びヒザ蹴りが来ると思ったか、ガードを上げていたため脇腹へこの大技が見事にヒット!
苦痛の表情を浮かべてサキがダウン! そのまま立ち上がることが出来ず、ボンヤスキーが圧勝で決勝進出を果たした。
▼第7試合 K-1 WORLD GP 2008 FINAL4 3分3R延長1R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
KO 3R2分15秒 ※右ストレート
●エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)
※バダ・ハリが決勝戦へ進出。
準決勝第1試合はアーツをKOしたバダ・ハリと、テイシェイラを判定で退けたジマーマンで争われる。最初に登場したジマーマンはリングインすると飛びヒザ蹴りのパフォーマンス、やる気満々の表情を浮かべた。ハリは伏目がちに静かな入場。
1R、ハリの右ミドルを受け止めたジマーマンは伸びる右ストレート! ハリが仰け反る。スピードと伸びのあるワンツーを繰り出していくジマーマン、ハリは左ミドル。左ボディから右ローに繋げるハリ、左ストレートを伸ばして右ストレートをボディに突き刺す。
ジマーマンのジャンプしてのパンチには左フックを直撃! コーナーで連打するハリに、ジマーマンも左右フックで反撃、深追いせずすぐに離れるハリ。
ジマーマンの右ストレートにボディへの右ストレートを返すハリ。二人とも伸びるパンチを交錯させ、スピーディーでスリリングな攻防が続き、オープンスコアは三者とも10-9でハリを支持。
2R、ワンツーから飛び蹴りを見舞うジマーマンは、さらに伸びる右ストレート。ハリは左ボディ二連発、近付いてくるジマーマンに左ハイキックを見舞うと、ジマーマンもハイキックを返してくる。
右へ回りながら右ローを蹴っていくハリは、ジマーマンのフックをかわしつつ、ジャブを当てて行く。しかし、右アッパーに右フックをカウンターで合わせられ、まさかのダウン!
倒そうと右ストレートを伸ばしていくジマーマンに、左ボディを返すハリ。
コーナーへ詰めてボディからフックへ繋げていくハリだが、ジマーマンも左右のフックで反撃する。両者のパンチが交錯する度に、場内からは悲鳴が挙がる。
ハリはアッパーから打ち合いを挑み、ジマーマンの右フックにインサイドから右フックを合わせてラウンド終了間際にダウンを奪い返す! スコアは8-8!
3R、ハイキックからバックキックを繰り出すジマーマンの軸足を蹴り、転倒させるハリ。右へ回りながら右ローを蹴り、ジマーマンが出てくるところに速くて伸びるジャブを的確に当てつつ、ワンツーをヒットさせていく。ジマーマンも速いワンツーを返し、両者スリリングな打ち合いを展開! 場内には悲鳴がこだまする。
そして、ハリの左ジャブとジマーマンの右ストレートが相打ちになった直後、両者共に返しのフックを放ったが、ジマーマンの左フックよりも速くハリの右フックが炸裂!
ジマーマンがダウン! うつ伏せに倒れ、立ち上がれないジマーマン! 大歓声に包まれる中、ハリが決勝進出を決めた。
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