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【海外】桜木裕司がガジエフを30秒でKO、ロシア・パンクラチオン王者になる

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2009/10/17(土)UP


ロシア パンクラチオン
「第2回パンチリーグ」

2009年10月17日(土・現地時間)ロシア・ハバロフスク ベリカノ

▼メインイベント 第10試合 パンクラチオン無差別級タイトルマッチ
○桜木裕司(掣圏真陰流/UKFキックボクシングインターナショナルヘビー級王者)
KO 1R30秒 ※左フック
●ガジエフ・アワウディン
(ロシア/2007年WAFCパンクラチオン世界大会84kg級優勝)

 佐山サトルの一番弟子・桜木裕司が、ロシアのパンクラチオン大会『第2回パンチリーグ』のメインイベントに出場。「ロシアパンクラチオン無差別級王座」を賭け、地元の英雄である強豪ガジエフと対戦した。

 ガジエフは元ロシア特殊部隊スペツナズ出身、SKアブソリュート所属として2007年3月18日パンクラスに参戦し、VS日本人5連勝。2008年6月15日には『DREAM.4』に初参戦、ハレック・グレイシーと対戦している。また、最近では7月12日の『CAGE FORCE』に出場し、浜中和宏と対戦したが反則を連発して反則負けを喫している。

 開始ゴングと同時に両者果敢に前に出る。間合いを制しているのは桜木。桜木がスタンドで、左ハイキックからミドルキックを放つとガジエフも負けずに果敢にパンチで前進。桜木の左ハイキックがガジエフの顔面にヒット、ガジエフがグラつき、再度打ち合いになり、桜木の強烈な左フックがガジエフの顔面を捉え、ガジエフが下に沈みダウン! ガジエフは完全に気を失い、桜木裕司の劇的なKO勝利。観客全員がロシア人という完全敵地ながら、観客からは桜木の神がかり的な強さに賞賛の拍手と歓声が暫く鳴り止まなかったという。

 桜木は9月13日(日)には、UKFのインターナショナルヘビー級王座を奪取しており、今回のパンクラチオンで二冠王となった

 今大会で日本チームの監督を務めた、田中健一塾長(スーパータイガージム田中塾)は、「ミャンマー・ラウエイ、パンクラチオンを制することが出来て嬉しい! 次の目標は何だ?」と満足感に溢れていた。

▼第8試合
○ボガティリョフ・ルスタム(ロシア)
TKO 1R3分40秒 ※マウントパンチによるレフェリーストップ
●馳 晩成(国際闘道協会)

 また、「バット12本折り達成!」で有名な、国際闘道協会 馳晩成は、昨年に続き本大会に参戦。昨年の敗北の雪辱を賭け、第8試合で新鋭ボガティリョフ・ルスタムと対戦。前回の屈辱をバネに苦手な寝技の克服にこの1年間修行を続けたが、グラウンドでマウントパンチの嵐を浴び惨敗。ロシアMMA界の底知れぬ強さを改めて感じさせる一戦であった。

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