【K-1MAX】コスプレ長島が涙の初優勝!激闘続きの日本トーナメントを制す
FEG
「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kg Japan Tournament~」
2010年3月27日(土)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
▼メインイベント(第10試合) -70KG Japan Tournament決勝戦 3分3R延長2R
○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2009ベスト16)
KO 3R1分58秒 ※右フック
●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/Krush 70kgトーナメント2009優勝)
※長島が初優勝。
今年の日本代表の座を争うのは21歳の中島と25歳の長島。長島は1回戦で名城裕司、準決勝で龍二をKOして決勝に進出。対する中島もTATSUJI、日菜太をKOで倒して決勝に駒を進めた。互いにハードパンチャーだけにKO決着は必至だ。
1R、じりじりと前に出る中島。長島はそこに左フックを合わせる。右ストレートから左フックを返す長島。さらにバックブローも放つ。中島はジャブから前に出ていくが、長島はジャブをついて中島の周りをサークリングし、右ローを蹴る。中島の右ストレートに左フックを合わせる長島。対する中島も右フックをかぶせる。
引っ掛けるような左フックを見せる長島。そして長島のアッパーに左フック! 長島は長島の左右に動いてパンチ、そして右ハイキック。中島はガードを上げてインローを蹴るが、長島のパンチのダメージか動きが鈍い。
逆に長島は右ローから左フック。そして飛び込むような左フック! 中島の足が止まるが、中島も右フックを返す!
中島のジャブに長島は左フックから右ストレート! 長島の右アッパーに中島も右フック! スリリングな打ち合いが続いたが、ジャッジは3者とも10-9で長島。
2R、中島は奥足ローを蹴るが、これがローブローとなる。しかし中島が左から右フック! そして飛びヒザ蹴りを狙った長島に叩きつけるような右フック! これで長島が膝をつき、劣勢だった中島がダウンを奪う!
再開後、中島が飛びヒザ蹴り。そして左アッパーから右フック! 中島は必死にクリンチして追撃を阻止しようとするが、中島はそれを引き剥がすように左右のフックを打つ! そして逃げる長島を左フックで追いかける中島。
ここで長島も左フックを返して右ストレート。中島は長島をコーナーまで詰めて右ストレートを強振! しかし長島もそれを押し返して右ストレートを打つ! 中島は左ボディから左フック。中島の左フックに右フックを返す長島。そして長島が強烈なワンツー! しかし中島は倒れない! お互い激しく打ち合い、フラフラになりながら2Rが終了。ここは3者とも10-8で中島! 中島が1ポイントをリードして最終ラウンドをむかえる!
3R、ここも激しく打ち合う両者。長島は右ハイキック。中島は左フックと右ストレートで前に出る。長島はそこに潜り込むようなフックとアッパーを打つ。ここで長島の左フックがヒット! 中島が大きくバランスを崩すが必死に組み付いてダウンをまぬがれる。
ブレイク後、中島はジャブから左フック、ヒザ蹴り。しかし長島も左フック、右アッパー! そして右フックを打ち合ったところで、長島の右が中島のテンプルにヒット! この一撃で中島がダウン! 必死に立ち上がろうとする中島だったが、立ち上がることが出来ず。長島が3試合連続KOで日本トーナメント優勝を果たした。
試合後、マイクを握った長島は「僕はポスト魔裟斗になれないけど、僕なりのやり方でK-1MAXを盛り上げます。僕がチャンピオンになって絶対にK-1MAXは潰させません! K-1MAXは潰させません!」とアピール。
さらに涙で顔をクシャクシャにしながら「優勝できると思っていませんでした。支えてくれて…本当にありがとうございました。連敗した僕を応援してくれたみなさん、ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2006&2007日本トーナメント優勝)
KO 2R3分11秒 ※右ヒザ蹴り
●ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
当初、今大会では昨年の世界王者であるジョルジオ・ペトロシアンと対戦を予定していた佐藤。しかしペトロシアンが直前の試合で負傷したために試合を欠場。佐藤はHEATキックルール王者であるザノリニと対戦した。
1R、右ローを蹴っていく佐藤。ザノリニは左ハイキック、かかと落としを見せる。佐藤はいつものように前に出てインロー、そして奥足ローを蹴る。ザノリニもジャブを伸ばすが、佐藤はそこに右フックを合わせる。ザノリニを下がらせて佐藤がワンツー、奥足ロー。ザノリニは右フックから左ハイキック、バックブローを出す。
佐藤はジャブを突いて左右のロー、そして打ち下ろすような右ストレート! 右ローで確実にザノリニの左足にダメージを与えていく。ザノリニは佐藤の右ローをキャッチして右ストレート。これで佐藤が尻餅をついて倒れるが、これはスリップ。
立ち上がった佐藤はインローと奥足ローを当てていく。ジャッジは3者とも10-10でイーブンをつける。
2R、右フックから前に出て行くザノリニ。佐藤は左手を伸ばして奥足へのローを蹴り続ける。さらにジャブから右ロー、ワンツーを見せる佐藤。ザノリニも佐藤のローに左右のフックを見せるが、佐藤が右ローを蹴っていくと、これでザノリニのバランスが崩れる。
右ロー、ワンツーから右ロー。そしてボディにテンカオを突き刺す佐藤! このテンカオでザノリニは苦悶の表情を浮かべる。
ここから佐藤は左ボディ、そして右ロー。ザノリニは右ストレート一本に絞って反撃を試みるが、佐藤は落ち着いて右ローを蹴っていく。そしてザノリニがコーナーを背負ったところで右のヒザ蹴り! 右のヒザ蹴りと右のローの佐藤。
そして佐藤がザノリニの脇腹にカウンターの右のヒザ蹴り! これがグサリと突き刺さってダウン。何とか立ち上がったザノリニだったが、わき腹の異常を訴えて、レフェリーが試合をストップ。テレビ解説を務めていた魔裟斗も「頼もしくなってきた」と佐藤のKO劇を称えた。
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