【K-1MAX】久保が決勝で卜部を下してトーナメント優勝!佐藤はクラウスにリベンジ
▲引退を懸けて臨んだ昨年準優勝の久保(中央)が初優勝を果たした
FEG
「K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament FINAL」
2011年6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始16:00
▲ダメージを負っている卜部(左)の右足にローキックを集中させた久保
▼メインイベント(第10試合) -63kg Japan Tournament FINAL決勝戦 K-1ルール 3分3R延長2R
○久保優太(DC LAB.GYM/元WPMO世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-28
●卜部功也(チームドラゴン/Krush -63kg初代王座決定トーナメント準優勝)
※久保がトーナメント優勝
トーナメント決勝に勝ち上がったのは昨年準優勝の久保と初出場の卜部。久保は才賀紀左衛門、野杁正明を下して決勝まで進出。対する卜部はRISE王者の裕樹、そして昨年王者の大和哲也を下して決勝に勝ち進んだ。
1R、互いにサウスポーの両者。久保が左のローを蹴ると、卜部はジャブを突いて左ストレートで前に出る。細かくパンチのフェイントを入れて左のローを蹴る久保。
卜部はそれを受けて左ストレートを返す。久保は左ローを蹴って前に出て左ストレート、右フック。卜部がパンチを返すと密着して攻撃を許さない。久保が右 フックから左ロー! これで卜部の体が流れ、尻餅をつくが、レフェリーはスリップと判断。
右フックから左ストレートで前に出る卜部。久保はしっかり距離を取って左ロー!
さらに卜部の右足に左のヒザ蹴りを入れて、ダメージのある卜部の右足に攻撃を続ける。ジャッジは3名とも10-9で久保にポイントをつけた。
2R、左ローを蹴る久保に卜部が左ストレート! 久保は距離が詰まると密着して卜部にパンチを打たせない。卜部の体を押して左ローを蹴る久保。卜部もそこに左ストレートと右フックを狙う。
久保の左ロー、ヒザ蹴りを受けて苦悶の表情を浮かべる卜部。それでも必死に右フックと左ストレートを打って久保を下がらせる! しかし久保が卜部を押し返 して左ローを連打すると、卜部は大きくバランスを崩す。 何とか立ち続けた卜部だったが、ここもジャッジ3名とも10-9で久保にポイントをつける。
3R、パンチで前に出る卜部に対して、久保は左ローを蹴り、密着して卜部の右足にヒザ蹴りを入れる。
卜部がパンチを打とうとすると、すぐに距離を潰す久保。卜部はそこに左右のボディフック、そして右フック! これで久保の動きを止めるが、久保は卜部のパ ンチに合わせて組み付いて、卜部にパンチを打たせない。久保は徹底して卜部のパンチをディフェンスし、タイミングを計って左ローを蹴る。
このまま試合終了となり、判定は30-28、29-28、30-28で久保の勝利! 久保が昨年の雪辱を晴らし、トーナメントを制した。
▲3度目の対戦で、ついに佐藤(左)がクラウスから勝利を収めた
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト K-1ルール 70kg契約 3分3R延長1R
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2010準優勝)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
●アルバート・クラウス(オランダ/チーム スーパー・プロ/K-1 WORLD MAX 2002王者)
これまでに2度、K-1MAXのリングで対戦している佐藤とクラウス。ここまでの成績はクラウスの2戦2勝で、佐藤にとってクラウスは天敵とも言える存在だ。佐藤は3度目の正直でクラウス超えなるか!?
1R、佐藤がジャブから右ローを蹴る。クラウスは佐藤を下がらせて右ストレート。佐藤は左のヒザ蹴り、奥足 へのロー。クラウスの圧力を受けて下がるが、ジャブと右ローを確実に返す。佐藤は左のヒザ蹴りから奥足ロー。クラウスは佐藤のジャブに右フックをかぶせ て、さらにそこから右ロー。
佐藤は左右のヒザ蹴り、左右のローにつなげる。佐藤の攻撃を両腕ブロックしてジャブ、ワンツー、左フック、右ローを返すクラウス。佐藤も右フック、右ロー、右ストレートを返す。ジャッジは3名とも10-10のイーブンとする。
2R、佐藤がジャブ&右ロー。クラウスも右ローを蹴り返し、右ボディストレートから顔面への右ストレート。佐藤は細かいパンチでクラウスのガードを上げさせて右ロー、左右のヒザ蹴り。
佐藤はコツコツと右ローを蹴ってクラウスの左足を止める。しかしクラウスも右ボディフックから顔面への左フック、佐藤のヒザ蹴りに右フックをかぶせる。ク ラウスがパンチで前に出て、佐藤がヒザ蹴りと右ローで応戦するという展開が続く。このラウンドもジャッジ3名とも10-10のイーブンで差はつかない。
3R、佐藤はジャブと前蹴り、そして右ロー。クラウスも右アッパーから左フック、右ローを蹴る。佐藤が右のヒザ蹴り、左右のボディフック。
お互いに額をつけて打ち合うような展開となり、クラウスは右アッパー、左右のボディフック。佐藤も奥足ロー、バックキック、右ストレートから左ボディにつなげる。
前に出るクラウスに対し、必死にジャブとワンツー、左右のローを蹴る佐藤。しかしタフなクラウスは下がることなく左右のフックを返す。そしてコーナーを背 負う佐藤に連打をまとめるクラウス! クラウスの連打でバランスを崩す佐藤だったが、逆に左フックを当ててクラウスをぐらつかせる!
ここで試合終了のゴングが鳴り、両者共に拳を突き上げて勝利をアピールする。判定はジャッジ1名が30-30でドローとしたものの、残り2名は30-29で佐藤! 佐藤が3度目の対戦でクラウスから勝利をもぎとった。
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