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【DREAM】青木真也&川尻達也が一本勝ち!桜庭和志は一本負け、所英男が1回戦敗退

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2011/09/24(土)UP

FEG/リアルエンターテインメント
FIGHT FOR JAPAN
「DREAM.17」
2011年9月24日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00


▲青木はマックローに何もさせず裸絞めで完勝した

▼メインイベント(第11試合) ライト級ワンマッチ DREAMルール 5分3R
○青木真也(パラエストラ東京/Evolve MMA/DREAMライト級王者)
一本 1R4分57秒 ※裸絞め
●ロブ・マックロー(アメリカ/チーム・オーヤマ/第4代WECライト級王者)

 メインイベントを飾るのは、DREAMの大黒柱・青木。約2カ月間のシンガポールでの練習を経て、今回の試合に臨む。対するマックローはベラトールFC(アメリカの総合格闘技イベント)を主戦場にしている選手で、ベラトールFC、からDREAMに初参戦。

 1R、サウスポーの青木は自分の右足を相手前足の外側にポジショニングしつつ、プレッシャーをかけながら片足タックルに入ってテイクダウンを奪う。抱きつくマックローを引き離し、鉄槌を落とす青木。

  マウントポジションを奪い、三角絞めに移行したところでマックローが脱出して立ち上がる。しかし、青木はすぐにタックルでテイクダウンを奪い、手の平で マックローの目元付近を叩き、マックローが動いたところでサイドポジションを奪う。立ち上がろうとしたマックローの上体を上から押さえつけ、頭部にヒザ蹴 り。さらにバックマウントを奪い、フェースロック! そのままスリーパーホールド(裸絞め)に移行し、強烈に絞め上げられたマックローはたまらずタップア ウト。1Rの残り時間は僅か3秒だった。

  マックローに何もさせず、圧勝でメインを終えた青木は、「2カ月間、家族と離れて一生懸命に頑張ってきました。2カ月間、子供と嫁に会っていないのでさび しいです。日本はみんな一生懸命に頑張っていると思います。大みそか、ここでまた“やれんのか”をやると思うので、また応援お願いします。アジアが絶対に 世界一になるから、アジア人頑張りましょう!」と、アジアへ向けてのメッセージを放った。



▲川尻が肩固めで因縁のハンセンとの決着をつけた

▼セミファイナル(第10試合) フェザー級ワンマッチ DREAMルール 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
一本 3R2分30秒 ※肩固め
●ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA/初代DREAMライト級王者)

 これまでライト級(70kg)の国内トップ選手として、世界の強豪たちとしのぎを削ってきた川尻が階級を変更、ライト級よりも5kg軽いフェザー級まで体重を落とし、ハンセンと対戦することが決まった。

  2006年2月に修斗世界ウェルター級タイトルマッチで対戦している川尻とハンセン。しかし、この時は1Rわずか8秒、ハンセンのローブローによる反則失格という消化不良の結果・内容に終わっている。今回が決着戦。

 1R、構えを左右に変えながらプレッシャーをかける川尻にハンセンがローキック、これでバランスを崩した川尻へ飛びヒザ蹴り! 川尻はハンセンの身体をキャッチしてテイクダウンし、サイドポジションを奪う。

  すぐにガードポジションに戻すハンセン。下から川尻を殴り、川尻が立ち上がったところで両者スタンドに戻る。パンチから組んだハンセンがヒザ蹴り、川尻は 胴をクラッチしてテイクダウンに成功。ハンセンは足を使って動き、バックを奪うと川尻が立ち上がる。

  アームロックの体勢になった川尻がそのまま投げ、寝技になってのアームロック! 逃れたハンセンはあっという間に上を奪い、バックマウントになったところで初回終了。

 2R、パンチの応酬から組んだ川尻がヒザ蹴り、その足を取ったハンセンがテイクダウンに持ち込もうとしたが、川尻が 上になる。川尻は上をガッチリとキープし、コツコツと鉄槌を落としていく。ハンセンは体勢を入れ替えようと長い手足を絡めてくるが、川尻は動じない。その ままキープしてこのラウンドを終えた。

 3R、ミドルキックとパンチの応酬から、川尻が組み付く。ハンセンが突き放すと川尻は左右に構えを変えながらジャブ。ハンセンの左フックで川尻がグラつき、すぐに組み付くとハンセンがヒザ蹴り! しかし、川尻はテイクダウンに成功する。

  肩固めの体勢でハンセンを絞め上げる川尻! ハンセンは自分の腕を耳につけてディフェンスしていたが、ついにタップ。川尻が強敵ハンセンから一本勝ちを収めた。

「勝 ちたい気持ちも大事だけど、それだとリキんで勝てないので、今日は自分の持っているものを出そうと思ってリングに上がりました。まだまだ出し切ってないの で、2Rまではしょっぱい試合をしてしまいましてすいません。いつかまた世界一と呼んでもらえるように頑張りますから、DREAMをよろしくお願いしま す」と、川尻はDREAMをアピールした。

 さらに全試合終了後のセレモニーで、リオン武が「次は川尻さんがいいな」と対戦をアピールしたことに対し、川尻は「フェザー級の全員をぶっ倒してやる。誰でもかかってこい!」と誰の挑戦でも受けると宣言した。



▲リオン武が右ハイキックを決めて豪快なKO勝ち!

▼第9試合 フェザー級ワンマッチ 5分3R
○リオン武(シューティングジム横浜/第5代・第8代修斗世界ライト級王者)
KO 1R4分18秒 ※右ハイキック
●宇野 薫(UCS/第4代修斗世界ウェルター級王者)

  リオンにとって宇野は特別な存在。実はリオンが総合格闘家になるきっかけが、1999年5月に行われた佐藤ルミナvs宇野薫を観戦したことだった。両者は 5・29さいたまスーパーアリーナ大会にそろって出場し、宇野はウィッキー聡生に判定勝利、リオンは松本晃市郎にKO勝利を収めている。

 1R、サウスポースタイルで低く構える宇野に、リオンは両膝を交互に何度も上げ下げする蹴りのフェイント。

  お互いにジャブを出し、宇野は組み付いていくが、リオンはすぐに離れる。組み付いてきた宇野にリオンが右のショートパンチ! これで宇野が大きくバランスを崩し、リオンが一気に襲い掛かる。宇野は背中を見せてすぐに逃げる。

 体勢を立て直した宇野はハイキック、前蹴り。リオンは左右に構えを変えて、両膝を交互に上げる独特の蹴りのフェイントから、宇野が右ジャブを伸ばしてきたところへカウンターの右ハイキック! モロに喰った宇野は大の字になって倒れ、リオンが壮絶なKO勝ち!

  リオンはマイクを持ち、「宇野さん、ありがとうございました。12年前に僕も皆さんと同じように格闘技ファンでした。その中でも修斗が凄く好きで、佐藤ル ミナさんに憧れていました。12年経って、憧れの佐藤ルミナ選手(2009年5月10日、修斗のリングでリオンがTKO勝ち)と今日宇野選手に勝てて、家 族や人生の師匠に感謝します」と、憧れていた2人を超えたことを喜んだ。

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