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【UFC】日沖発、ギリギリの判定勝利!BJ・ペンとミルコ・クロコップが引退表明

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2011/10/29(土)UP

ZUFFA
「UFC137 Penn vs.Diaz」
2011年10月29日(土・現地時間)アメリカ・ラスベガス マンダレイベイ・イベントセンター

<主な試合結果>

▼第7試合 フェザー級 5分3R
○日沖 発(ALIVE/元修斗世界ライト級、SRC同級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ジョージ・ループ(アメリカ)

 日本国内では修斗、SRCの王者となった日沖が今大会でUFCデビュー。対戦相手のループは総合戦績12勝8敗1分という成績を残している。

 1R、日沖は左ミドル、タックルのフェイントから左のパンチを伸ばす。ループはジャブと前蹴りから右ストレート、さ らに左ハイキックを蹴る。リーチで日沖に勝るループは左フック、左ミドル、そこから右ストレートにつなげる。ここでループのインローがローブローとなり、 試合が一時中断となる。

 再開後、じりじりとプレッシャーをかける日沖。ループの左フックに合わせて組み付き、ループを金網まで押し込む。お 互いに四つ組みの状態になり、積極的にテイクダウンを仕掛ける日沖。ループは金網を背にして、それを凌ぐ。日沖は両差しからループのバックに回り込もうと するが、ループは正対してそれを許さない。

 しかし残り1分、日沖がループを金網から引き出すように、後方に倒してテイクダウンを奪う。そのままサイドポジショ ンを取った日沖。ループは足を入れてガードポジションに戻し、立ち上がる。そのまま組み付く日沖だったが、ループは日沖を突き放して左右のパンチで前に出 る。

 2R、右ストレートを伸ばす日沖。ループは左フックを返して、右ハイキックにつなげる。距離が離れるとループは前蹴 り、右ストレートから左ハイキック、右ハイキックを飛ばす。ややループの打撃に下がる日沖だったが、ループの右ストレートに合わせて組み付き、得意のサバ 折りでテイクダウンを奪う。

 日沖はマウント、サイド、マウントとポジションを変えて、ループを押さえ込む。ループの両足を自分の足で4の字ロッ クする日沖。ループの動きをがっちりと固める日沖だが、パウンドやヒジ打ちは少ない。逆にループは日沖の体を押してガードに戻し、日沖の体を蹴り離す。そ してループはイノキ・アリ状態から日沖の顔面を蹴り上げ、立ち上がると右ストレート、左ハイキックで前進! 日沖は足を使って距離を取る。

 3R、これまで打撃主体で攻めていたループだが、いきなり日沖をテイクダウン。日沖はすぐに立ち上がるが、ループも打撃で前に出る。組み付いてテイクダウンを狙うループ。日沖は金網にループを押し込むが、ループが体勢を入れ替える。

 ブレイク後、ループが日沖をテイクダウン。ループはガードポジションを取る日沖を金網まで押し込み、しっかりと押さ え込んでコツコツとパンツを入れる。最後は日沖がループの体をがっちりとホールドし、ループが日沖をマットに叩きつけるようにして試合終了となった。判定 は2-1と割れたものの日沖! 日沖がUFCデビュー戦を勝利で飾った。試合後、日沖は「日本のMMA(総合格闘技は)死んではいません!」と英語でマイ クアピールした。


▼メインイベント(第11試合)ウェルター級 5分3R
○ニック・ディアス(アメリカ/ストライクフォース世界同級王者)
判定3-0 ※29-28、29-27、29-28
●BJ・ペン(アメリカ/元UFC同級&ライト級王者)

 1R、オーソドックスに構え、両手を伸ばして距離を取るディアスに対し、BJは右ストレートから左フック! 金 網を背にするディアスだが組み付いて細かくパンチを入れる。距離が離れると、BJが右ボディ、ジャブ。ディアスもBJにクリンチしてフックを打ち込む。さ らに距離を取って飛び込むような右ストレート! ディアスのジャブを受けてBJがジャブ。ディアスの右ストレートに合わせてBJがタックルに入ると、ディ アスはBJの体を後方に返すようにする。

 しかしBJはすぐに体を起こしてディアスのバックに回り込み、グラウンドで上を取る。ディアスは下からBJを殴って タックル。BJを金網に押し込んで、ヒザ蹴りを入れる。試合がスタンドに戻ると、ディアスはジャブ、ワンツー。BJはディアスの左フックを空振りさせて右 ストレート、そしてアッパー! ディアスはサウスポーに構えて右ジャブから左ストレート。BJは右ボディから左フック。ディアスは右ジャブを突いてBJを 金網に詰める。

 2R、BJのパンチをもらいながらもディアスはBJを金網まで押し込む。首相撲からヒザ蹴りのディアス。距離が離れるとディアスはワンツー。BJも右ストレートを返す。ディアスは右手を伸ばしてジャブ。BJはタックルに入るが、ディアスはそれを潰してヒザ蹴りを入れる。

 ディアスはBJを金網に詰めて左右のボディフック! 離れるBJにジャブを突いて前に出る。そしてディアスが左スト レート! ジャブから左ボディ! BJも右ストレートを返すがディアスは下がらない。ワンツー、左ボディ、ヒザ蹴りと手数を増やすディアス。BJに金網を 背負わせると、BJの顔面とボディに左右のパンチを乱れ打ち! ディアスがBJを金網に詰めてパンチでメッタ打ちにする。

 3R、ディアスが右手を伸ばして左ストレートで前に出る! BJもジャブと右ストレートを返すが、ディアスがBJを 金網まで押し込む。ディアスは左ストレート、右フック、右ストレート! BJも右ストレートを打ち返してディアスを後退させる。ディアスは再びBJを下が らせて左右のボディから右フック! ディアスの左ストレートとBJの右ストレートが何度も交錯するが、ディアスがBJを金網に詰めて左アッパーと右フック を打ち込む。

 BJもディアスが前に出てくるところに左フックを返すが、ディアスが左ストレートでBJを下がらせる。そしてBJが 金網を背負ったところでディアスが左ミドル! クリンチして右ボディから右フック! BJも右アッパーから左フックを返す。ここで試合終了となり、ディア スが判定でBJから勝利を収めた。

 試合後、マイクを持ったディアスは「ジョルジュは俺を怖がっているんじゃないのか!?」とUFC王者ジョルジュ・サ ンピエールを挑発。続けてマイクを持ったBJは「戦うのはこれがもう最後だ。自分はもうトップレベルの選手ではない。娘も生まれるので、こういう人生は最 後にしたい」と突然の引退表明! ミルコ・クロコップに続き、2人の大物ファイターが引退を表明する形となった。


▼第9試合 ヘビー級 5分3R
○ロイ・ネルソン(アメリカ)
TKO 3R1分30秒 ※レフェリーストップ
●ミルコ・クロコップ(クロアチア/PRIDE無差別級GP優勝)

 1R、サウスポーのミルコは金網の中をサークリングして、ネルソンのパンチをかわす。しかしネルソンはパワフルな タックルでミルコをテイクダウンし、インサイドガードでミルコを押さえ込む。ネルソンは体を起こしてヒジ打ち! ミルコはネルソンが立ち上がったところ で、ネルソンの顔を蹴り上げて、自分も立ち上がる。

  試合がスタンドに戻るとミルコが左ミドル。しかしネルソンも右フックで突進! これをもらうミルコだったが左アッパーを突き上げる! 最後はネルソンがパンチでミルコを追いかけるような形でラウンド終了となった。

 2R、ネルソンの右フックがヒット! しかしミルコはネルソンを金網に詰めて左アッパー、左フック、左ボディ! 必 死にガードを固めるネルソンに連打を打ち込むミルコだったが、ネルソンはミルコの猛攻を凌いで距離を取る。じりじりとパンチで前に出るネルソン。ミルコは 左ハイキックを蹴るがネルソンは下がらない。ネルソンはミルコをテイクダウンすると、サイドポジションから両足でミルコの右腕を挟み、ミルコの顔面にパン チとヒジ打ちを落とす。

 3R、下がるミルコに右ストレートを叩き込むネルソン! これを受けてタックルに入るミルコだったが、ネルソンはそれを潰してバックマウントへ。動きが止まったミルコにネルソンがパンチを落としたところでレフェリーが試合をストップした。

 これでUFC3連敗となったミルコは試合後「これが最後の試合になる。UFC、そしてファンのみんな、ありがとう!」と引退を示唆するコメントを残し、オクタゴンを後にした。

※今大会の模様は11月3日(日)22:00よりWOWOWライブにて放送

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