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【アウトサイダー】不良軍団が大善戦!ロシア&ブラジルとの対抗戦は3勝2敗

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2011/11/13(日)UP

 

リングス
「THE OUTSIDER 第19戦」

2011年11月13日(日)神奈川・横浜文化体育館
開場14:00 開場15:00


▲吉永啓之輔(右)のヒザ蹴りが佐野哲也の顔面に炸裂!

▼メインイベント(第31試合) 65-70kg級チャンピオンマッチ
“キング・オブ・アウトサイダー格闘彫師”
○吉永啓之輔(王者)
判定3-0 
“第4回大会MVPリアル神代ユウ”
●佐野哲也(同級1位/挑戦者)
※吉永がタイトル初防衛

 アウトサイダー最激戦区の65-70kg級で王者に君臨し、“キング・オブ・アウトサイダー”と呼ばれる吉永。挑戦者の佐野は吉永と1勝1敗の成績を残しており、今回はベルトをかけての決着戦となった。

 1R、じりじりとプレッシャーをかけて前に出る吉永。距離が詰まると右ストレートから左のヒザ蹴り! 佐野はそれをキャッチするようにして組み付き、吉永は寝技に引き込む。

  両者の動きが止まり、ブレイクとなる。再開後、ここも吉永が右ストレートと左のヒザ蹴り。佐野が組み付いて、吉永が寝技に引き込み、ブレイクとなる。

 試合がスタンドに戻ると佐野がすぐにテイクダウンを奪うが、大きな動きがないままブレイク。パンチから組み付いた佐野が吉永のバックに回り、テイクダウンを奪ったところでラウンド終了となった。

 2R、佐野が吉永の蹴り足を取ってテイクダウンすると、吉永はフロントチョーク! 佐野は体を起こして頭を引っこ抜く。そして佐野が鉄槌を連打。佐野が吉永をロープに詰めてパスガードを仕掛けるがブレイクとなる。

 再開後、吉永が左ハイキック! 佐野はその蹴り足を取ってテイクダウンする。ここも両者に動きがなくブレイク。

  吉永が佐野に飛びかかり、佐野がテイクダウンして、試合終了となる。判定は3-0で吉永の勝利。

  王座を防衛した吉永は「アウトサイダーは判定じゃダメですよね。みんなが応援してくれる限り、頑張ります。アウトサイダー、最高!」とマイクアピールした。



▲延長戦、伊澤寿人(右)の右ハイキックがクリーンヒットし、谷博幸からダウンを奪った

▼セミファイナル(第30試合) 70-75kg級チャンピオンマッチ
“アブダビコマンダー”
○伊澤寿人(王者)
延長判定3-0
“鳳凰天女 チームWEEDの斬込み隊長”
●谷 博幸(同級1位/挑戦者)
※伊澤が2度目の防衛

 アウトサイダー第1回大会から出場し、第13戦で念願の王者となった伊澤。挑戦者の谷は第17戦でプロ選手でもある平山敬吾と引き分け、挑戦権を掴んだ。

 1R、パンチから両足タックルに入る谷。伊澤はそこにフロントチョークを合わせる。谷はパスガードを狙いながらパンチを落とす。しかし伊澤も下から足を利かせて、谷の体を引っくり返して、グラウンドで上のポジションを取る。

  伊澤がハーフガードで上になったところでラウンド終了となった。

 2R、右ストレートから組み付く谷だったが、伊澤は倒れない。逆に谷のボディにヒザ蹴りを当てて、谷のタックルにヒザ蹴りを合わせる。それでも谷は組み付いて、伊澤をテイクダウン。サイドポジションからパンチを落とし、伊澤の立ち際を狙ってヒザ蹴りを突き上げる。

 組み付く谷にヒザ蹴りを打つ伊澤。しかし谷は伊澤をコーナーまで押し込む。ブレイク後、伊澤の攻撃を空振りさせた谷が伊澤のバックに回り込む。判定は0-0のドローとなり、試合は延長戦へ。

 延長R、左フックから前に出る谷。伊澤はそこに左のヒザ蹴りを合わせ、そこからヒザ蹴りで攻めるが、これがローブローとなり、伊澤に口頭注意が与えられる。

 再開後、伊澤は前蹴りで距離を取り、谷が前に出てくるところにヒザ蹴り。谷はタックルで伊澤をテイクダウンするが、ブレイクとなる。

  試合がスタンドに戻ると、谷のジャブに伊澤がカウンターの左ハイキック! これで伊澤がダウンを奪う! このまま試合終了となり、伊澤が判定勝利で王座を防衛した。

 試合後、伊澤は「今回は全然緊張してなくて、それではダメだなと思いました。命をかけてやり抜くことが大切だなと感じました。これで谷さんとは完全決着をつけられたので、もういいかなと思います。前田さん、僕も次のステージにお願いします」と今後の目標を語った。



▲フロントチョークで安谷屋智弘(上)を絞め落とした幕大輔

▼第29試合 60-65kg級チャンピオンマッチ
“寝ても立ってもフルボッコ 取手の拳帝”
○幕 大輔(王者)
一本 1R1分49秒 ※フロントチョーク
“沖縄道場チーム荒ぶる闘心”
●安谷屋智弘(同級1位/挑戦者)
※幕がタイトル初防衛

 今年2月以来のアウトサイダー出場となった王者・幕。挑戦者の安谷屋はアウトサイダー4戦4勝でランキング1位、幕にとっては最強の挑戦者と言える。

 1R、いきなり安谷屋がタックルでテイクダウン。幕は下から足を利かせて体を起こし、逆に両足タックルで安谷屋を倒す。そして安谷屋の動きに合わせてフロントチョーク! 

  これで安谷屋の動きが止まり、レフェリーが試合をストップ! 幕が見事な絞め技でベルトを防衛した。

 しかし試合後、マイクを持った幕は「先日、うちのかわいい娘が入院して、もっと家族を大切にしなきゃいけないなと思いました。だからこの重荷を外して、しばらくリングを降りようと思います」とタイトル返上を示唆。ベルトを腰から外して、リングを後にした。

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