【ムエタイ】大田原兄ユースケ、タイ・アディソンスタジアムでの消耗戦を制す
2011年12月25日(日・現地時間)
タイ・サラブリ県アディソンスタジアム
写真&レポート=シンラパムエタイ・早田寛
ムエタイ専門誌「シンラパムエタイ」URL:
http://www2.enekoshop.jp/shop/koubudo/item_detail?category_id=0&item_id=653012
▼第3試合 50kg契約
○ユースケ・エクシディコンジム(=大田原友亮/B-FAMILY NEO/UKFインターナショナル&日本フライ級王者)
判定
●ビアソッド・オーイィンイィン(タイ)
タイを拠点とし、ムエタイの二大殿堂・ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムを主戦場とする、大田原兄弟の兄ユースケ。試合前の相手情報はな かったが、前回11月に行ったルンピニーテレビマッチでのユースケKO勝利などの事前情報から、それなりの相手が今回用意されているだろう。
初回、ユースケはビアソッドのハイキックを不用意に食らってしまう。ここから相手が畳み掛けてくる勢いできた。 これにユースケは右ストレートを合わせる。
この右がビアソッドのアゴに綺麗に決まり、ビアソッドはそこからは前進を控えた。 初回から白熱したが、互いのパンチ・ヒジが多数交差し始めたころ、1R終了のゴング。
2R目に入り、ユースケは右ミドルを軸にビアソッドに詰め寄った。 ユースケの右ミドルも綺麗に決まるが、ビアソッドの蹴りも速く、ユースケは何度かこれを食らう。
3Rに入り両者の距離が詰まる。ビアソッドは飛び蹴りが得意なのか、これを連発しユースケを苦しめた。 そして組む寸前の瞬間に互いのヒジ打ちが交差する。
この3Rで組んでからのビアソッドは強かった。ヒザを蹴り込む体勢、ヒザ蹴りの数ではユースケを上回っていた。
4Rに入り、ビアソッドはさらに組みに来たが、友亮はこのビアソッドの癖を読んだのか、組んだ状態からビアソッドを4~5回はコカした。 この時点で、ビアソッドのスタミナが尽きたようだ。ユースケはここから前蹴りとミドルキックを上手く使い分け、ビアソッドを近づけなかった。
5R、逆転を狙って突進してくるビアソッドだが、今度はユースケがハイキックを決め、ビアソッドとの消耗戦に競り勝った。 しかし消耗戦といっても、ユースケはかなりハイレベルな打撃の数々を見せてくれた。
このアディソンスタジアムでもユースケの顔は知られ始めてきているため、今後、より強者が用意されるだろう。 タイで戦う数少ない日本人として、今後の活躍に期待したい。
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