【DEEP】北岡悟が菊野克紀に激勝!「ナメんじゃねえぞ」
DEEP事務局
「DEEP 58 IMPACT」
2012年6月15日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第11試合) DEEPライト級 5分3R
○北岡 悟(LOTUS/初代戦極ライト級王者)
判定3-0
●菊野克紀(ALLIANCE/第5代DEEPライト級王者)
DREAMの大舞台で行われてもおかしくない大物日本人対決となった菊野と北岡の一戦。日本人ビッグネーム同士の対決ということで、前売りチケットは指定席が完売し、超満員の後楽園ホールで2人は激突した。
1R、いきなり北岡が菊野に片足タックル! 菊野が何とかそれを切ろうとするが、北岡はしつこく菊野の足を持ってテイクダウンする。
体を起こして立ち上がろうとする菊野に対し、北岡は頭をコントロールした状態から菊野の後ろに回り込む。
菊野が立ち上がり、北岡がスタンドで菊野のバックを取った状態となり、北岡はパンチを打ちながら、菊野をテイクダウンする。ここで菊野が体を起こして立ち上がり、北岡がフロントチョークを狙うが、菊野は四つ組みで北岡をコーナーに押し込んでブレイクを待つ。再開後、北岡が左ストレート、そしてタックルに入る。菊野はそれを切る。北岡の左ストレートに対して、菊野が組み付き、ここも北岡がフロントチョーク。菊野は北岡をコーナーまで押し込みブレイクを待つ。
菊野が右ストレートを打つと北岡も左ストレート。菊野が北岡のタックルを切ってロープに押し込みブレイクを待つ。菊野が右ボディストレートから左フック、北岡も左ストレートを返す。
菊野が右の三日月蹴りを突き刺すが、北岡はすぐにタックルから組み付いてガードポジションに引き込む。北岡がフロントチョークを狙い、ラウンドが終わる。
2R、北岡が右フック、左ストレート。菊野はタックルを切って右ハイキックを蹴る。北岡が細かくタックルのフェイントを入れ、菊野がじりじりとプレッシャーをかける。
北岡がバックブローを狙うが当たらず。組みの攻防になるとブレイク。再開後、菊野が右のボディストレートと右ハイキックを放つが当たりは浅い。北岡がタックルに入るとこれも菊野は切り、ブレイクになると菊野が右の三日月蹴りをヒットさせる。ここで菊野の指が北岡の目に入り、試合が一時中断。
インターバルが与えられると、北岡は菊野をにらみつける。再開後、北岡がジャブを突いて左ストレート! これがヒットするが、菊野は北岡をロープに下がらせて右の三日月蹴りを突き刺す!
北岡がタックルで組み付き、フロントチョーク。北岡が飛びついた状態で菊野がそれをロープまで詰めてブレイク。菊野がじりじりと詰めて右の三日月蹴りをまたもヒットさせるが 北岡も片足タックルでテイクダウンを狙い、立ち上がる菊野にフロントチョークを狙うが極まらない。
細かくフェイントを入れる北岡がタックルを狙い、そこに菊野が右の三日月蹴りを当てる! 北岡がタックルから引き込む形でラウンドが終わった。
3R、北岡が左ストレート、菊野の右の三日月蹴りをもらっても下がらず、タックルから下になる北岡だったが、ハーフガードから菊野の体をひっくり返して上のポジションを取る。マウントポジションで上になった北岡が菊野の首を抱えてフロントチョーク! 何とか耐える菊野だったが、北岡は菊野の首を抱えてフロントチョークを狙う。
頭を抜いた菊野がコーナーを背にして立ち上がろうとすると、北岡は菊野の足を引っかけてマットに寝かせる。
そして北岡がハーフガードからアームロックを狙い、サイドポジションへ。残り1分、北岡はしっかりと菊野を抑え込み、菊野が体を起こしたところでフロントチョーク! この体勢のまま試合終了となった。
勝利を確信した北岡は解説席にいた青木真也にガッツポーズ! 判定3-0で北岡の勝利が告げられると、マイクを要求し「ナメんじゃねえぞ! これが初代戦極ライト級王者の強さです。俺はさいたまスーパーアリーナで青木真也や五味隆典と戦ってきた男です。ナメんじゃねえぞ!」と喜びを爆発させる。
さらに「日本の格闘技、面白いでしょ? DREAMは絶対にまたあると思うし、(その時に)どことも契約してなかったらオファーください。DREAMは日本で最高のリングです! DREAMもDEEPもパンクラスも日本の格闘技最高です!」と続け、最後は「明日からまた生きるぞ!」と、船木誠勝の言葉でマイクアピールを締めくくった。
▼セミファイナル(第10試合) 第7代DEEPライト級王者決定戦 5分3R
○中村大介(U-FILE CAMP)
判定5-0
●岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)
※中村が第7代王者に
第6代王者・廣田瑞人が返上したDEEPライト級のベルトをかけて中村と岸本が対戦。中村は今年が格闘技を始めて10年で、「DEEPが誇れるチャンピオンになりたい」とベルトへのこだわりを語った。
対する岸本は初代ライト級王者・三島☆ド根性ノ助の愛弟子で関西を中心にキャリアを積み重ね、8連勝でベルトへのチャンスを掴んだ。岸本のセコンドには三島が、中村には師匠の田村潔司がつく。
1R、ガードを低く構える中村。岸本は一気に距離を潰してテイクダウンを狙うが、中村はそれを切って首相撲からヒザ蹴りを狙う。試合がスタンドに戻ると、細かくジャブを突く中村。岸本は左フックから組み付こうとするが、ここも中村が首相撲からヒザ蹴り。距離が離れると中村の左ジャブが岸本の顔面をとらえ、岸本はタックルで中村をロープまで押し込む。そして四つ組みの攻防になると、中村が岸本をテイクダウンし、ハーフガードで抑え込む。
下から中村の足をすくってスイープを狙う岸本だったが、ここで中村がアームロック! これは極まらなかった中村だが、上のポジションを取ってパンチを落とし、アキレス腱固めを狙う! 岸本はそれをディフェンスしてパンチを落とす。
2R、中村がノーガードから鋭いジャブ。岸本も細かいパンチから組み付くが、中村は倒れない。バックブローやローを蹴る岸本だが、中村はそれを見切って突っ込む岸本にパンチを合わせ、ここでも中村がテイクダウンを奪う。
ガードポジションの岸本がアームロックや足関節を狙うと、逆に中村がバックから腕十字! 岸本の腕が完全に伸びるが、岸本も体をひねって必死にそこから脱出する!
ここでグラウンドで上のポジションを取った岸本はサッカーボールキック。中村はガードポジションから再び岸本の腕を狙う。残り1分、岸本はそれをディフェンスして肩固めを狙いつつ、ハーフガードからパンチを落とす。
3R、ジャブを突いて前に出る岸本に中村はバックステップしてジャブ。岸本は細かいパンチから中村をコーナーまで押し込むが、ブレイクとなる。再開後、中村が右ストレート。岸本もそこに左フックを狙う。
岸本がタックルでテイクダウンを狙うが、中村は岸本の体をまたぐようにして腕十字、アームロックを狙う。ここで岸本が中村のバックを取るが、中村はすぐに岸本の体を前に落としてサイド、バックへ。チョークスリーパーを狙った中村だったが、岸本は体を正対してグラウンドで上のポジションを取る。
インサイドガードからコツコツとパンチを落とす岸本。中村が立ち上がろうとすると、そこにハイキックを蹴る。中村は岸本のタックルを潰して鉄槌、そして三角絞め! しかし岸本はそれを外して亀になる中村のサッカーボールキック。残り30秒、中村が岸本の足を取って足関節を狙い、岸本がパンチを落としたところで試合終了。判定は5-0で中村の勝利! 得意の腕十字で一本勝ちのチャンスを作った中村が新王者となった。
試合後、中村は「去年から目標にしていたベルトをやっと獲ることが出来ました。まだ今の自分は弱いので、もっと練習して、このベルトをずっと持っていたいと思います。防衛記録を伸ばせるように頑張ります!」と、王座奪取の喜びと目標を語った。
▼第9試合 DEEPフェザー級 5分3R
○長倉立尚(吉田道場/フューチャーキングトーナメント2008ライト級優勝)
TKO 1R3分32秒 ※レフェリーストップ
●門脇英基(和術慧舟會東京本部/第7代修斗世界ライト級王者)
今年2月にDEEP初参戦で横田一則とタイトルマッチを争った門脇。対する長倉は昨年8月のDEEPフェザー級タイトルマッチでTKO負けし、現在は2連敗を喫している。元ラグビー選手の長倉がリング上でハカのパフォーマンスを見せるものの、門脇はそれを完全に無視する。
1R、体を振ってプレッシャーをかける長倉。門脇は両手で長倉の体を押すようにする。しかしそこに長倉が右のロングフック! これ一発で門脇が後方に吹っ飛ぶ!
両手を広げて勝利をアピールした長倉だったが、門脇は立ち上がる。試合がスタンドに戻ると、長倉が再び右フック、さらに右から左フック! 門脇はジャブを突いて距離を取る。長倉は門脇をロープまで詰めて左ボディから左フック!
これで門脇が倒れ込むが、長倉は数発パンチを落として立ち上がる。ここでも立ち上がった門脇だったが、長倉の左ストレートが突き刺さり、これでダウン! レフェリーが試合をストップし、長倉のTKO勝利となった。
▼第8試合 DEEPバンタム級 5分3R
△DJ.taiki(フリー)
ドロー 判定1-0
△釜谷 真(Team TOURI)
現在8連勝中の釜谷がDREAMやK-1MAXにも出場経験があるDJ.taikiと激突した。
1R、細かく構えをスイッチするDJ.taiki。釜谷も距離を取り、お互いに軽くローを蹴る展開が続く。釜谷がジャブを突いて右ストレートと左フック、DJ.taikiも右ストレートを返す。
その後はまた間合いを探り、ローを蹴り合う時間が続く。釜谷のローにDJ.taikiが左右のフック、釜谷も右ストレートで飛び込んで返しの左フックを狙う。
残り10秒のところで、釜谷が右ストレートから足を取ってテイクダウンを狙ったが、組みの攻防となりラウンド終了。
2R、DJ.taikiがパンチから左ミドル。釜谷がそれをキャッチしてテイクダウンを狙うが、DJ.taikiは首相撲からヒザ蹴り。釜谷もDJ.taikiの体を振ってバランスを崩させる。距離を取りながら蹴りを狙うDJ.taiki。釜谷が左フックから組み付いて四つの攻防になると、釜谷がDJ.taikiの足を払ってテイクダウン。
立ち上がろうとするDJ.taikiに釜谷はハイキックを狙う。
釜谷のパンチをパーリングして左を伸ばすDJ.taiki。ここでレフェリーから両者に消極的なファイトということで注意が出される。再開後、パンチで距離を詰めるDJ.taiki。釜谷はハイキックを狙うが当たらない。DJ.taikiがサウスポーから左ストレート、釜谷はそこに右のパンチをかぶせる。釜谷がタックルで組み付き、DJ.taikiをコーナーまで押し込む。
ブレイク後、DJ.taikiが右アッパーから左ストレート。再び組の攻防になり、DJ.taikiが首相撲に持ち込もうとすれば、釜谷もフロントチョークを狙う。DJ.taikiが右ローを蹴ると、そこに釜谷が右ストレートと左フック! これがDJ.taikiの顔面を捉えるが、DJ.taikiもショートのパンチを効かせ、倒れた釜谷にパンチを連打! 釜谷がタックルで組み付いたところでラウンドが終わる。
3R、DJ.taikiが左ミドル! これで釜谷の動きが止まる。組みの攻防になるとDJ.taikiはヒザ蹴り。距離が離れると、釜谷は右フックを打って組み付く。試合がスタンドに戻り、釜谷は右ストレートから左ボディ。DJ.taikiも右アッパーから左ストレートを打つ。釜谷が右ストレートと右ハイキックを蹴るが当たらない。
鼻血が出る釜谷にドクターチェックが入り、再開後、DJ.taikiは一気にパンチで前に出る。DJ.taikiがバックブローを打つと、釜谷が右ストレート。
DJ.taikiは首相撲からヒザ蹴りを狙い、釜谷はフロントチョークを仕掛ける。ここでDJ.taikiが釜谷をテイクダウンするが、釜谷はすぐに立ち上がる。
試合がスタンドに戻ると、釜谷が体を沈み込ませて左フック! これがDJ.taikiの顔面をとらえる! さらに釜谷は右の前蹴り! DJ.taikiは釜谷を首相撲にとらえてヒザ蹴りを連打! 釜谷の左フックがヒット! これでDJ.taikiが大きくバランスを崩す! そこに釜谷が左フックからパンチでラッシュ! DJ.taikiもそれを何とか凌ぐ。判定はジャッジ1名がDJ.taikiを支持したものの、残り2名はドローとし、引き分けに終わった。
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