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【アウトサイダー】キング吉永啓之輔が陥落!黒石高大は判定勝ちに「マジですいません」

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2012/07/15(日)UP

Ryo(中央)が“キング”吉永をわずか58秒で破り、新チャンピオンとなった

リングス
「THE OUTSIDER 第22戦」

2012年7月15日(日)東京・ディファ有明
開場14:00 開始15:00
観衆=2,014人(超満員札止め)

Ryoが背後からのスリーパーを極めた

▼メインイベント(第24試合) アウトサイダー65-70級チャンピオンマッチ
“柔道四段 格闘技界のトリッキー・ガチャピン”
○Ryo(挑戦者)
一本 1R58秒 ※チョークスリーパー
“キング・オブ・アウトサイダー格闘彫師”
●吉永啓之輔(王者)
※Ryoが第2代王座に就く。吉永は2度目の防衛に失敗。

 “キ ング・オブ・アウトサイダー”こと吉永が2度目の防衛戦を迎える。2009年12月13日にトーナメントを制して王座に就いて以来、誰にも譲らなかった 65-70kg級の頂点を今回も守り抜くことが出来るか?

 挑戦者のRyoは一階級上の王者である伊澤寿人にKO勝ち、60-75kg級ランキング1位 だった佐野哲也に一本勝ちしている強敵だ。

  1R、組み付いてきたRyoに吉永がヒザ蹴りを見舞うが、Ryoはそのままテイクダウンを奪う。吉永は下からの三角絞め。脱出したRyoに下からの蹴り上 げを見舞う吉永だが、立ち上がり際にRyoが組み付いてバックを奪う。そして、チョークスリーパー! しばらく耐えた吉永だったが、これがガッチリと極ま り、Ryoが一本勝ち! ベルトを巻いたRyoは男泣きした。

  Ryoはマイクを持つと、「今日晴れてチャンピオンになりましたRyoです。吉永選手を本当に研究しました。今日はプロの選手として短い時間でしたが、命 がけでやりました。その差が出たと思います。僕はこのベルトを持ってもっと上を目指します。今日の試合を見てRyoがいいと思った人は、応援してくださ い」とあいさつ。

 試合後のインタビューでは「負けたら引退するくらいの気持ちでやりました」とこの試合に懸けていたことを明かし、「アイツは凄いと尊敬されるチャンピオンになりたい。みんなの目標になりたい」とチャンピオンとしての抱負を語る。

 今後のことについては「ロシア人や小谷直之選手に負けているのでやりたいんですが、自分の実力が理想通りではないのでまだいいです」と言うが、「海外を目標にしたい。ここでは満足したくない」といずれは世界に出ていきたいと大きな目標を語った。


アウトサイダー16戦の経験を持つ佐野(上)が初参戦の木口を破った

▼第23試合 体重Limit70kg
“アウトロースナイパー リアル神代ユウ”
○佐野哲也
判定3-0
“攻める警備員 ファイアーボンバー”
●木口大輔

 1R、佐野は右ローから首相撲のヒザ蹴りを連打。木口のタックルを受け止めてヒザを突き刺す。佐野はジャブで突き放しながら右ミドルと右ロー。木口が組んでくると首相撲からのヒザ蹴り。ラスト1分で木口が首投げでテイクダウンに成功したが、佐野は立ち上がる。

 2R、木口はタックル、佐野は左ハイ。しつこく組みにいく木口だがテイクダウンは奪えない。

 佐野は左ミドル、前蹴り、ヒザ蹴り。佐野がコーナーへ追い詰めてパンチを連打するが、逆に右ストレートをもらう場面も。

木口が首投げでテイクダウンすると、佐野が引っくり返して上になり、マウントからパンチを落とす。佐野がスリーパーの体勢になったところで終了のゴングが鳴り、佐野が判定勝ちした。

  試合後、佐野はマイクを持つとリングサイドで観戦していた小比類巻貴之をリングに呼び、「もし総合格闘技をまたやっていただけるなら、僕はファンですが、 あなたと戦いたいです」と対戦をアピール!

 困惑した表情の小比類巻は無言だったが、前田日明代表もリングに上がり、「プロに上がってくれば小比類巻選手 とやれるから。みんなにチャンスを与えるから頑張って」と、まずはプロを目指せと諭した。


黒石(右)は右ローキックでダメージを与えていった

▼第22試合 体重Limit63kg
“横濱義道会初代総長 濱の狂犬”
○黒石高大
判定3-0
“周防国 ブレイド・ストライカー”
●MASAMUNE

  過去最多の乱闘回数を誇る“ミスター・アウトサイダー”こと黒石が、約8カ月ぶりに参戦。最近は映画出演、テレビや雑誌でも活躍中とまさにアウトサイダー ドリームをつかんだ男だ。最近では前田敦子(AKB48)のソロシングルのPVにも出演した。そんな黒石を倒して名を挙げようとするのが、アウトサイダー に3度目の出場となるMASAMUNE。これまで1勝1敗の戦績だが、闘志溢れるファイトには定評がある。

 相手選手の入場時から場内には“黒石コール”が沸き起こる。コール時にはたくさんのロケット風船が宙を舞った。

 1R、MASAMUNEが左右フックで先制し、ボディを叩く。黒石は左ミドル、右ロー。MASAMUNEはボディにパンチを突き刺す。黒石が右ローを4連打すると、MASAMUNEは大きくバランスを崩す。さらにローで畳み掛ける黒石。MASAMUNEはボディ狙い。

 2R、両者がパンチを振り回し、場内の黒石応援団からは“殺せコール”が沸き起こる。ハイキックを空振りしてもすぐにサイドキックで突き放す冷静さを見せる黒石。飛び蹴りも放つ。MASAMUNEはパンチで前に出るが、黒石はステップを使って間合いを詰めさせない。

 ラスト30秒で黒石が右フック、そして飛びヒザ蹴りを繰り出す。MASAMUNEもフックで前へ出るが、決着は判定に持ち込まれ、判定3-0で黒石が勝利した。

 黒石はマイクを持つと、「マジですいません。判定ならKO負けした方がよかった。中途半端なので今日はマイクはなしです。またよろしくお願いします」と観客席に深々と頭を下げた。

 大会終了後、前田日明代表は「なぜ左ハイキックが入りそうなのに蹴らないのかと思っていたら、左足を怪我していたら しい」と明かし、「確かにいろいろなものがよくなった。特に蹴り。スピードがあった。無鉄砲で怖いもの知らずだったあの黒石が、大人になった試合が出来た のは感慨深かった」と、黒石の成長を称えた。

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