【ジュエルス】女子二冠王へ向けて前進!V.V Meiが富松の連勝をストップ
▲組んでのテイクダウンを狙ってきた富松(左)を打撃で迎え撃ったV(右)
マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス20th RING」
2012年7月21日(土)東京・ディファ有明
開場12:30 開始12:45(予定)
▼メインイベント JEWELS公式ルール ライト級 5分2R
○V.V Mei(フリー/第2代VALKYRIEフェザー級女王)
判定3-0
●富松恵美(パラエストラ松戸)
約7カ月ぶりの参戦となるV.V.Mei(以下V)が富松と対戦。Vは2010年2月11日の『VALKYRIE』で日本人としては初めて辻結花から勝利を収め、VALKYRIEフェザー級女王の座に就いた。
富松は大怪我から3年8カ月のブランクを経て復帰し、復帰後は4連勝を飾っている。
両者は2007年9月に『スマックガール』で開催された新人トーナメント「The Next Cinderella Tournament 2007」ライト級の決勝戦で対戦し、この時は接戦の末V(当時のリングネームはV一)が判定2-1で勝利している。
約5年ぶりの再戦を制し、浜崎朱加の持つライト級のベルトに近づくのは果たして?
1R、開始と同時にパンチで前に出たのはV。富松はヒザ蹴り。富松が組み返してくると今度はVがヒザ蹴り。両者パンチから組んでのヒザという展開が続く。Vはパンチで前進するが、組んだ富松が首相撲からのヒザ蹴り。残り10秒でVがテイクダウンし、バックを奪う。
2R、パンチと前蹴りで前へ出るVに富松が組み付き、Vは離れる。再びパンチを連打して前に出るV。胴タックルから前に引き倒してバックを奪いに行くが、富松は立ち上がる。すぐにパンチを連打するVに富松がタックル。テイクダウンは出来ずにブレイクとなる。
再び組み合う両者。Vはショートアッパーを炸裂させ、ワンツーで富松をコーナーへ追い込む。組んでくる富松のボディへパンチを打ち込んだVは、テイクダウ ンして上になる。マウントを奪ったVがすかさず腕十字! これを返した富松が逆に腕十字を狙ったが、Vは立ち上がる。パンチを連打するVに組みにいった富 松だが、テイクダウンは奪えず試合終了。Vが判定勝ちした。
試合後、ジュエルスの茂木康子プロデューサーはVの浜崎が持つタイトル挑戦について、「藤野(恵美)さんや長野(美香)さんも絡めたいので、もうちょっと考えたい」と、挑戦者決定戦か挑戦者決定トーナメントを挟みたいとした。
▲AZUMA(左)がパンチを当てていったが、タフなキム(右)をKO出来なかった
▼セミファイナル JEWELSキックルール -60kg契約 3分3R
○AZUMA(y-park/NJKF BONITA・BOXEO初代フェザー級王者)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-27
●キム・ジヨン(韓国/CMA KOREA TEAM POSSE)
AZUMAは2010年1月24日にNJKF女子フェザー級王座決定戦で成沢紀予に勝利し、タイトルを獲得。今年4月29日には、佐々木仁子の挑戦を退けタイトル初防衛に成功した。今回ジュエルス参戦は3度目となる。
対戦相手は元韓国アマチュアボクシングチャンピオンのキム。日本でOPBFスーパーフェザー級王座決定戦に出場した経験もある韓国期待のハードパン チャー。本来、キムは2011年3月11日に開催のジュエルス興行に出場を予定していたが、東日本大震災により興行が中止。今回がジュエルス初参戦となっ た。
1R、AZUMAにローを蹴られながらも左右フックを連打するキム。AZUMAは右ローでキムのパンチに応戦する。スピードが鈍ってきたキムにAZUMAがパンチ3連打。
キムは強気に打ち合いにいくが、AZUMAの左フックをもらって首が捻じ曲がり、スタンディングダウンを奪われる。AZUMAはパンチとヒザ蹴りで、スピードのないパンチを打ち返してくるキムを圧倒する。
2R、ワンツーで前に出るAZUMAにキムも左右フックで前進。左右フックを振り回すキムにAZUMAは左フックと右ロー。AZUMAはヒザ蹴りを突き刺し、右ストレート、もう一度ヒザ蹴り。
3R、AZUMAはワンツー、後ろ蹴り、ヒザ蹴り。キムはパンチを連打してどんどん前に出て、左ストレートをヒット させる。AZUMAは右ロー、左フックを出すが、タフなキムはパンチを出す手を休めない。AZUMAの右ストレートをもらっても前進するキム。勝敗は判定 に持ち込まれ、AZUMAが判定3-0で勝利した。
▲杉山(左)が大ベテランの藪下(右)を破り帰国第一戦を勝利で飾った
▼第4試合 JEWELS特別ルール -62kg契約 5分2R
○杉山しずか(空手道禅道会横浜支部)
判定2-1
●藪下めぐみ(FIGHT CHIX/初代SMACKGIRL無差別級女王)
昨年5月からオーストラリアに1年間の語学留学をしていた杉山の帰国第一戦。杉山はジュエルス旗揚げ戦でデビューした生え抜きの選手であり今回が10戦目、2010年12月17日以来の試合となる。
留学中も現地で柔術や総合格闘技のトレーニングを積んでいたといい、今回の試合は杉山の希望で寝技でも顔面パンチありの特別ルールで行われる。対戦相手 は2009年9月以来3年ぶりのジュエルス参戦となる、大ベテランの初代SMACKGIRL無差別級女王・藪下。
1R、藪下が一本背負いでテイクダウンを奪い、腕十字の体勢に。杉山は足を使って藪下を蹴り離して立ち上がる。杉山の蹴りをキャッチして寝技にいく藪下だ が、杉山がバックを奪って背後からの顔面パンチとボディへのヒザ蹴り。藪下は首投げにいくが杉山がバックをキープ。藪下は首に腕を巻いて引っくり返し、上 になる。
ブレイク後、両者パンチで打ち合い、藪下がまたも一本背負いで上になる。藪下は腕十字と鉄槌の連打、起き上がった杉山もパンチで応戦する。
2R、杉山がパンチとヒザ蹴り、胴タックルで崩して寝技に持ち込む。藪下の顔面へパンチを連打する杉山。藪下が首投げで一度はサイドポジションになるも、杉山がバックを奪い返して背後からのパンチ。
ブレイク後、パンチを連打する杉山に藪下は一本背負いから足を掛けてテイクダウン。杉山は藪下を蹴って起き上がり、パンチとヒザ蹴り。またも一本背負いにいった藪下だが、上になったのは杉山。
しかし、藪下もすぐに立ち上がる。最後は藪下がフロントチョークの体勢になったところで試合終了。判定2-1で杉山が帰国第一戦を勝利で飾った。
杉山は「藪下さんから今、お前はもっと頑張れば海外で活躍できると言われて、凄く嬉しい。その時は皆さん、パスポートを取ってぜひ見に来てください」とマイクアピールした。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】