【Krush】野杁正明が“欧州の倒し屋”に勝利!YOUTH GP優勝は卜部と松倉
▲野杁(右)の飛びヒザ蹴り!世界王者オズクル(左)を破った
グッドルーザー
「Krush.24」
2012年11月10日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント スーパーファイト Krush -63kg Fight 3分3R延長1R
○野杁正明(OISHI GYM)
判定3-0 ※30-28、29-27、29-27
●イェトキン・オズクル(トルコ/ISKA世界ライト級王者)
今年は2度の国際戦を経験し、1勝1敗の野杁。今大会では自ら外国人選手との対戦を志願し、現ISKA世界ライト級王者のオズクルと対戦した。
オズクルはヨーロッパのキック界でライト級トップの座に君臨しており、これまで53勝のうち40KOをマークしている。さらに、今年5月フランスでは、現Krush -63kg級王者トーマス・アダマンドポウロスとISKA世界王座(-62.3kg)を賭けて激突し、4Rに3度ダウンを奪ってTKO勝利しているという強豪だ。
1R、オズクルはいきなりバックキックを繰り出すと、野杁のガードもお構いなしに左右のフックを打ち込み、場内をどよめかせる。対する野杁はしっかりと両腕のガードを固めてジャブ、左ミドル、右ローを返して、飛びヒザ蹴りも見せる。
2Rもオズクルが左右のフックと右ローで野杁を下がらせるが、野杁も確実に右ローを蹴り返し、左フックのカウンターを当てる場面も。野杁が顔面前蹴り、右ハイキックと手数を増やせば、オズクルもパンチからハイキック、そしてバックキックを連発する。
3R、ここもオズクルが先にパンチで仕掛けるが、野杁はジャブ、右ストレート、左フックを当てて、オズクルのパンチには右ロー。これでオズクルの足を止めると、すぐさま飛びヒザ蹴り。
思わずオズクルが横を向くと、左ハイキックを蹴って、ダウンを奪う。再開後、猛攻を仕掛けるオズクルだったが、野杁はハイキックや飛びヒザ蹴りを狙いつつ、試合終了。
ダウンのポイントが勝敗を分ける形となり、野杁がオズクルに勝利した。試合後、1月のKrush代々木大会に出場が決まっている野杁は「ISKAの世界王者を倒したので、次は世界タイトルをやりたい」と世界タイトル戦をアピール。「代々木に僕の試合を見に来てください」とファンにメッセージし、リングを降りた。
▲右ミドルを叩き込む卜部(右)。 YOUTH GP優勝を果たした
▼セミファイナル Krush YOUTH GP 2012 -63kg決勝戦 3分3R延長1R
○卜部功也(チームドラゴン/Krush YOUTH GP 2011準優勝)
KO 3R27秒 ※ヒザ蹴り連打
●東本央貴(ひがしもと・ひさき/MAD MAX GYM/新空手道交流大会2度優勝)
※卜部が優勝。
9・9新宿FACE大会で開幕した22歳以下の立ち技格闘技・新世代の日本最強ファイターを決める「Krush YOUTH GP 2012」。-63kg級決勝戦は卜部vs東本という組み合わせとなった。
1回戦でHIROYAをKOする金星を挙げた東本に対して、卜部は1Rから右ミドルを中心としたボディ攻め。
2Rに入ると右ミドルと左右のヒザ蹴りで東本のボディを攻め続け、右のボディフックにつなげる。
さらに卜部はヒザ蹴りと右ボディで東本を攻め立て、東本のガードが下がったところにパンチをまとめる。
何とか耐え続けた東本だったが、3R開始直後に卜部の猛ラッシュを受けてダウン。そのまま試合実行が不可能となり、卜部がYOUTH GP優勝を果たした。
▲延長戦にもつれ込む接戦を松倉(右)がKOで制した
▼第8試合 Krush YOUTH GP 2012 -70kg決勝戦 3分3R延長1R
○松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 -70kg王者)
延長R KO 1分36秒 ※右ストレート
●近藤大成(大成会館)
※松倉が優勝。
「Krush YOUTH GP 2012」-70kg級決勝は松倉vs近藤という組み合わせとなった。両者は今年3月に対戦し、松倉が判定勝利している。
1R、ジャブを細かく打っていく松倉。近藤はそれをブロックして、すぐにローを蹴る。2Rに入ると近藤がパンチからヒザ蹴りを狙い、松倉もジャブから右ストレート、左フックで前に出る。
3R、ここも近藤がパンチからヒザ蹴り。松倉はジャブからボディへのパンチ。近藤が飛びヒザ蹴りとバックブローを狙い、松倉も飛びヒザ蹴りと離れ際の右フックを狙う。
本戦は30-30、30-30、29-29と差がつかずドロー。しかし延長では松倉が右のパンチを当て、左右のボディからジャブ。これでダウンを奪うと、パンチで立て続けに2度のダウンを追加して、3ノックダウンでKO勝利。松倉がYOUTH GPを制した。
▲必殺のローキックを持つ守屋(右)が王者・城戸康裕への挑戦権を獲得
▼第7試合 Krush -70kg級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○守屋拓郎(スクランブル渋谷)
延長R 判定2-1 ※三者とも10-9
●阿佐美ザウルス(TANG TANG FIGHT CLUB)
※守屋が次期挑戦権を獲得。
-70kg級王者・城戸康裕への挑戦権を懸けて阿佐美と守屋が対戦。両者は今年3月に対戦し、守屋が判定勝利している。
1R、距離を取る阿佐美に対して守屋がローを蹴って前進。阿佐美も左ボディとヒザ蹴りで守屋を下がらせてパンチをまとめる。
2R、圧力をかけて前に出る阿佐美。守屋はガードを上げて左右のロー、左ミドルを蹴る。3Rもパンチで前に出る阿佐美に守屋がローを蹴る展開が続き、判定は29-28(阿佐美)、30-30、30-30で延長戦に入る。
延長R開始直後に阿佐美が猛ラッシュ。これを耐えた守屋が右ローと左ミドルで反撃する。このラウンドも前に出る阿佐美vsローを蹴る守屋となり、試合終了。判定は2‐1と割れたが守屋の勝利となり、城戸への挑戦権を手に入れた。
▼第6試合 Krush -63kg Fight 3分3R延長1R
○一輝(OGUNI-GYM)
KO 1R2分34秒 ※右ストレート
●泰斗(GET OVER)
▼第5試合 Krush -58kg Fight 3分3R
○鈴木雄三(極真会館)
KO 1R1分51秒 ※左フック
●アンドリュー“KEN”ブリュースター(Team Riley)
▼第4試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○林 将多(チームドラゴン)
KO 1R1分59秒 ※左ストレート
●琢磨(東京町田金子ジム)
▼第3試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○北井智大(チームドラゴン)
判定2-0 ※28-27、28-28、28-27
●渡辺 武(Booch Beat)
▼第2試合 Krush -63kg Fight 3分3R
○栗原圭佑(Fighting Kairos)
KO 2R1分59秒 ※左フック
●築(MAD MAX GYM)
▼第1試合 女子51kg契約 2分3R
○朱里(Wrestling New Classic/ボスジム)
判定3-0 ※30-29、29-28、29-28
●林 美久(バンゲリングベイ・スピリット)
▼オープニングファイト第3試合 Krush -55kg Fight 3分3R
○将大(MAD MAX GYM)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●萬田千晴(九州比山ジム)
▼オープニングファイト第2試合 Krush -60kg Fight 3分3R
△中村圭佑(チームドラゴン)
ドロー 判定0-1 ※29-29、29-30、29-29
△闘士(池袋BLUE DOG GYM)
▼オープニングファイト第1試合 Krush -55kg Fight 3分3R
○大髙瑞基(TEN CLOVER GYM)
判定3-0 ※三者とも29-28
●隆聖(ドージョー☆シャカリキ)
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