【ホーストカップ】日下部がホースト推薦選手をTKO撃破!
アーネスト・ホーストジムJAPAN
「HOOST CUP~魂・其の壱~(スピリットワン)」
2012年11月23日(金・祝)名古屋国際会議場イベントホール
▼メインイベント(第11試合) 56.5kg契約 3分3R
○日下部竜也(OISHI GYM)
TKO 3R
●イリアス“バンビ”ハジューイ(モロッコ/TEAMグンヤ―/フリームエタイスタイル・ヨーロッパ王者)
メインイベントは、名古屋を代表する選手である日下部が初来日のハジューイを迎え撃つ。
ハジューイはK-1ワールドGPの4タイムスチャンピオンのアーネスト・ホースト(ホーストカップのエグゼクティブプロデューサー)が日下部と戦わせるために探してきた選手で、K-1 WORLD MAXで活躍したアリ・グンヤーのジムに所属。フルムエタイスタイル・ヨーロッパ王者で戦績は30勝4敗1分。オランダ在住のモロッコ人ファイターであり、サウスポーの“小さなバダ・ハリ”とでも言うべき勢いのある選手だという。
迎え撃つ日下部は、WPMF日本・WBCムエタイ日本・シュートボクシングの各スーパーバンタム級王座に就いた国内トップの実力者。レバーブローと後ろ蹴りを得意とし、空手仕込みの攻撃力の高さを誇る。ヨーロッパの強豪を破り、実力を世界にアピール出来るか?
1R、スピードのある左ストレート、左ミドルでハジューイが仕掛ける。冷静に対処する日下部。まだ試合は動かない。
2R、少しずつパワーのあるパンチ、ローで攻め始める日下部。ハジューイも確実に攻撃をリターンする。しかし、終了間際に日下部の左ボディブローが効き、背中を向けたハジューイに続けて攻撃。ハジューイにダウンが宣告される。
3R、お互い勝負をかけるも中盤、日下部のガードをぬってハジューイの左フックが決まり、グラつく日下部。畳み掛けるハジューイ。しかし、カウンターを合わせた日下部がハジューイを失神KOさせる。駆け寄る両陣営が見守る中、ハジューイは起き上がると勝者・日下部を称えた。
▼セミファイナル(第10試合) 57.0kg契約 3分3R
○ヨアンナ(ポーランド/MMAアラシオンオースチン/WKN世界フェザー級王者、J-GIRLS世界フェザー級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●大石綾乃(OISHI GYM/J-GIRLSフェザー級王者、WBCムエタイ日本女子フェザー級王者)
※本戦は30-28、29-29、29-29
J-GIRLS&WBCムエタイ日本フェザー級の二冠王・大石が、ホーストが選んだ推薦選手ヨアンナを迎え撃った。2009年に一度だけJ-GIRLSに来日してその実力を見せ付けたヨアンナ。当初、2人はホーストカップの旗揚げ戦で対戦する予定だったが、諸事情により中止となっていた。
ヨアンナはホースト率いるチームミスターパーフェクトの元所属で、母国ポーランドに帰国後も勝利を重ねているという。日本では2009年12月20日、当時J-GIRLSフェザー級王者だった佐々木仁子(チームドラゴン)と初代J-GIRLS世界フェザー級王座を争い、勝利してベルトを海外へ持ち去った。ホースト直伝のパンチからローキックにつなげるコンビネーションが得意。大石は得意のレバーブロー&ローキックでこの強豪から勝利を奪うことが出来るか?
両者中央に歩み寄ると、下から見上げるように睨み付けるヨアンナ。1R、じりじりと詰め寄る大石に対し、確実に攻撃を当て、大石の攻撃をステップワーク、ボディワークでかわすヨアンナ。ヨアンナのスピード&テクニックが上回る印象。大石の前進を阻む上段前蹴りも脅威だ。
2R、少しずつ距離を詰める大石の左ボディが刺さり始め、効いたかに見えるヨアンナ。しかし、ヨアンナはスピードのある攻撃で挽回する。後半は互角に見えるラウンドとなった。
3R、大石がさらに詰め、コーナーを背にする場面も増えたヨアンナだが、離れるとスピードのあるコンビネーションテクニックで上回る印象。顔を腫らしながらも前に出る大石に会場から声援が飛ぶ!
本戦の判定は1ポイントがヨアンナに付くも引き分け、延長戦となる。この延長戦でも時折左ボディで追い詰める大石だが、すぐさま目の覚めるコンビネーションで盛り返すヨアンナ。激しい打ち合いの中、大石の打ち終わりを狙ってしっかり捉えたヨアンナにマスト判定で凱歌があがった。
▼第9試合 WINDY SUPER FIGHT提供試合 37.0kg契約 2分5R
○福田真斗(キング・ムエ/タイ・アディソンスタジアム77ポンド王者、JKMO 34kg級王者)
判定3-0 ※50-48、50-48、50-49
●クライトーン・ウオン・ワンチャイ(タイ)
今回からホーストカップに選手派遣協力を行う「WINDY SUPER FIGHT」の提供試合のメイン。今や日本のジュニアムエタイを代表する選手となった福田が、タイが送り込んだ刺客とどう戦うか。
1R、ムエタイらしく冷静に様子を見合う両者。2Rから試合が動き、的確な攻撃、崩しまでも使い、クライトーンを攻める福田。負けじとクライトーンも本場ムエタイらしく素早いミドルを返して場内からは驚嘆の歓声があがるも、すぐさまミドルを返し、福田が攻防で上回る。
ジュニアの試合とは思えないレベルの高い攻防が続き、観客からはため息が漏れる。終盤も体格で若干上回る福田が畳み掛け、終了のゴング。福田が確実なテクニックで判定勝ちをもぎ取った。今後の活躍がさらに期待される。
▼第8試合 WINDY SUPER FIGHT提供試合 38kg契約 2分2R(延長なし)
○原田海舟(烈拳會/JKMO 37kg級王者)
TKO 2R
●大崎孔稀(OISHI GYM)
▼第7試合 WINDY SUPER FIGHT提供試合 43kg契約 2分2R(延長なし)
○清水隆誠(烈拳会)
判定3-0 ※三者とも20-19
●山田航暉(キング・ムエ/MUAYTHAI WINDY SUPER FIGHT 40kg級王者、JKMO 40kg級王者)
▼第6試合 ヘビー級 3分3R
○南国超人(龍生塾/元シュートボクシング協会ヘビー級2位)
KO 2R ※ハイキック
●ルイ上原(ブラジリアン・タイ)
▼第5試合 62kg契約 3分3R
○富平禎仁(アーネストホーストジムJAPAN)
判定3-0 ※三者とも30-28
●半田喜蓮(誠至会)
▼第4試合 63kg契約 3分3R
○安田慶二郎(Axis-J/元J-NETWORKライト級7位)
TKO 2R ※飛びヒザ蹴り
●岡崎恵佑(チャクリキ二刀会)
▼第3試合 70kg契約 3分3R
○ジャングル・コーキ(Ten Clover Gym)
判定2-0 ※29-28、29-28、28-28
●佐藤篤史(アーネストホーストジムJAPAN)
▼第2試合 59kg契約 3分3R
○宮田裕司(正道会館総本部)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-29
●小澤量哉(士心館)
▼第1試合 62kg契約 3分3R
○八田 塁(正道会館総本部)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●デンジャー内山(TenCloverGym)
▼オープニングファイト第2試合 58kg級契約 3分3R
○野中大資(Ten Clover Gym)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●利×希(The Body box)
▼オープニングファイト第1試合 58kg級契約 3分3R
○兼田竜暉(チャクリキ顕修塾/J-NETWORKアマチュアスクール☆ウォーズAリーグ58kg級優勝)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●竹内賢一(Ten Clover Gym/J-NETWORKアマチュアBリーグバンタム級、フェザー級優勝)
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