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【タイファイト】日本のTOMOYUKIがブアカーオに大善戦!

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2012/11/25(日)UP

▲戦い終わってノーサイド、ブアカーオ(左)とTOMOYUKI(右)

「THAI FIGHT KING OF MUAY THAI 2012」
2012年11月25日(日・現地時間)タイ・ナコンラチャシマー

 11月25日(日・現地時間)タイ・ナコンラチャシマーにて、タイ政府が協力しているムエタイの国際イベント『THAIFIGHT』の世界トーナメント準決勝戦が開催された。同トーナメントは世界12カ国の選手が参加し、-67kg級と-70kg級の2階級で行われ、1回戦は10月23日にタイで行われた。

 -70kg級には日本のTOMOYUKI(誠剛館)がエントリー。1回戦で韓国人選手を破り、今大会では昨年の優勝者ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)と対戦した。会場には約6,000人の観衆が詰め掛けた。

 1R、ブアカーオのペースで始まり、TOMOYUKIもパンチのコンビネーションを出すが、リズムが合わず不発に。ブアカーオは右ストレート、ヒジのコンビネーションを出すがTOMOYUKIの固いガードでダメージを与えられず終了。

 2R、TOMOYUKIはパンチで前に出て攻めていくが、ブアカーオの前蹴り3連発によってリズムが狂う。後半はTOMOYUKIの左インローでブアカーオの右足にダメージが見え始めた。

 3R、TOMOYUKIは距離を詰めて得意の左ボディフック、右顔面パンチで攻め、ブアカーオは左ミドルで勝負を仕掛ける。ここまではブアカーオのペースに見えたが、ラスト1分でTOMOYUKIは諦めずコンビネーションパンチ。ブアカーオのスタミナがなくなり、チャンスかと思われたが、試合終了のゴングが鳴り逆転はならなかった。ブアカーオは右足のダメージが大きく、セコンドの肩を借りて退場したほどだった。

 ブアカーオは「日本人選手は思っていたよりも強かったし、前回の試合より成長していた。もし5Rだったら危なかった。試合には満足したし、いつも通り楽しかった。ただKOするつもりだったが出来なかったのが悔しい。もし再戦しても負けないと思う。でも、もっと練習しないとね。日本人選手のムエタイの技術レベルは高くなって来ていると思う。日本にはまた行きたいです。日本には僕のファンが多いから」とコメント。

 善戦したTOMOYUKIは、「ブアカーオは全然恐くなかったです。ずっと対戦してもらいたいと思っていたので。練習通りに出来ると思ったしやれるつもりでしたが、ブアカーオは強かったし、自分はスタートが遅かったと思う。これからもセンチャイ会長の指示通りに動けるように練習して、日の丸を持って世界を回ってみたい。ロシアのプロモーターから声をかけてもらっているから、年内にもう一度試合があるかも。来年はもう1回THAI FIGHTでブアカーオとやって優勝したいです」とコメントした。

 なお、トーナメント決勝戦は12月16日(日)タイ・バンコクにて開催される。ブアカーオの2連覇なるか?

▼-70kg級トーナメント準決勝 3分3R
○ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)
判定
●TOMOYUKI(日本/誠剛館)

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