【ライズ/M-1】吉本と山本がグローリーの刺客を撃退!水落と神村は世界タイトル奪取
RISEクリエーション/M-1MC
「RISE/M-1MC ~INFINITY~」
2012年12月2日(日)TOKYO DOME CITY HALL
▼メインイベント(第15試合) RISEルール -65.0kg契約 3分3R延長1R
○吉本光志(STURGIS新宿ジム/初代RISEスーパーライト級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ラズ・セルキシアン(Top Team Beverwijk/欧州スーパーライト級王者)※GLORY推薦選手
RISEで常にアツい試合を繰り広げるスーパーライト級王者・吉本が、大みそかに日本で大会を開催する世界最大の立ち技団体『GLORY』の推薦選手ラズを迎え撃った。
ラズは今年5月に名古屋で開催された『ホーストカップ』に初来日、ディフェンスの上手い野杁正明からパンチで2度のダウンを奪い、判定で勝利している。これまで無類のタフネスさで勝利を収めてきた吉本は、ラズのパンチに耐えて得意の乱戦に持ち込むことが出来るか。
1R、ラズは重いパンチを顔面とボディへのコンビネーションで叩きつける。吉本は右ロー。
右フックから左ボディ、さらに強烈なフックを連打するラズに吉本はガードを吹き飛ばされる。それでも吉本は前へ出て右ロー、左インロー。ラズはヒザ蹴りでもボディを攻める。
2R、前に出る吉本と回り込むラズ。左ボディを打つラズだが、1Rほどの圧力は感じられない。吉本はヒザ蹴りを突き刺し、左ローから左ミドル、吉本の左ローにラズは左右フックを返す。前に出続ける吉本にラズが左右フック、吉本は左ミドル。
3R、ここで吉本が一気に勝負に出る。左右の連打からヒザ蹴り。ラズも左右フック。パンチ打ち合いの中、吉本のヒザ蹴りと左ミドルがヒットする。さらに細かい連打で前に出る吉本。左ミドル、左ハイキックに下がり続けるラズ。吉本はワンツーからヒザ、左ミドル、左ハイキック。
これでもかとばかりに攻撃を出し続ける吉本に、ラズも左フックを返すが、吉本が追い掛け回す展開に。試合終了のゴングが鳴ると、ラズは精根尽き果てたという表情に。果敢なラッシュを見せ付けた吉本が判定3-0で勝利を飾った。
吉本はマイクを持つと、「吉本ここにありという試合をしたかったんですが、次につながる試合ということで勘弁してください」と挨拶すると、「RISEルール、M-1ルールとありますが、選手の覚悟はみんな一緒です。これからも格闘技を盛り上げていきます」とアピールした。
▼セミファイナル(第14試合) RISEルール -61.0kg契約 3分3R延長1R
○山本真弘(藤原ジム/第4代IT’S SHOWTIME 61kg級世界王者)
KO 3R2分46秒 ※右フック
●マンサワー・ヤクビ(Top Team Beverwijk/WMTAスーパーライト級王者)※GLORY推薦選手
今年7月、スペインにて日本人初のショータイム世界王座奪取に成功した山本が、吉本同様『GLORY』の推薦選手であるヤクビと対戦する。
ヤクビはマイク・ザンビディスを彷彿とさせる回転の速いパンチを武器にするファイタータイプ。山本とはスピード対決となりそうだ。
1R、サウスポーの山本は左ミドル、右フック、ジャブ、左ローと積極的な姿勢。ヤクビは山本のパンチに左右フックを打ち返していくが、山本は自分の攻撃を放つとすぐに離れるためヤクビのパンチは空を切る。
ヤクビのパンチをかわして左ローを徹底的に蹴る山本。山本は華麗なボディワークでヤクビのパンチを鮮やかにかわしていく。
2R、ヤクビは左右フックで間合いを詰めてくる。山本はブロッキングでパンチを受けてのロー。ヤクビが左フックを2発ヒットさせるが、山本は三日月蹴りでヤクビを下がらせて左ロー。山本はヤクビを押して後ろ廻し蹴りを放つが、これはヤクビがかわす。
3R、左ローで前に出て行く山本だが、ヤクビの右フックでまさかのダウン! 山本は逆転を狙ってパンチで前に出るが、ヤクビも打ち返す。山本は大振りになって空振りが目立つ。
しかし、山本のボディブローでヤクビの動きが止まった瞬間、山本が垂直ジャンプしての飛びヒザ蹴りでダウンを奪い返す! そして打ち合いに出た山本が右フックでダウンを追加。さらに山本は左ハイキックから左右フックでヤクビをロープに詰めて右フック! これでヤクビの全身の力が抜け、バッタリと倒れる。山本が劇的な大逆転KO勝ちを飾った。
▼第13試合 RISEルール -55.0kg契約 3分3R延長1R
○Dyki(TARGET/RISEバンタム級2位)
判定2-0 ※27-26、27-27、27-26
●山上幹臣(総合格闘技道場STF/修斗世界フライ級王者)
修斗世界フライ級王者・山上がRISEに5度目の参戦! バンタム級2位のDykiと対戦した。両者は2010年のRISE新人王トーナメント準決勝で対戦する予定だったが、山上がその前の試合で負傷したため中止に。
約2年越しに実現する両者の対決は、ともに攻撃力があるだけに激戦必至。Dykiのハイキック&右ストレートか、それともサウスポーの山上のハイキック&左ストレートか!?
1R、サウスポーの山上は右へ回り込みながら左ロー、左ストレートを狙う。Dykiは右ロー、右ミドル、右ストレート。両者ともよく伸びるストレートを出し合う。Dykiが飛び込むと山上が左ストレートで迎え撃ち、Dykiも左フックを当てる。
2R、Dykiが右ミドル、突っ込んでの右ローを放つが、これはローブローとなって試合は一時中断。再開後、Dykiがパンチでラッシュを仕掛ける。山上も左ストレートを放ち、Dykiが体勢を低くしたところで左ハイキック! ダウンを奪う。
打ち合いに行くDykiだが、山上のパンチをもらう。前に出てパンチを打ち続けるDykiがクリーンヒットを奪っても山上はダメージを感じさせず、ハイキック、左ストレートで逆襲する。
3R、パンチで猛然と突っ込んで行くDykiだが、山上のパンチももらう。山上がヒザを突き上げ、ストレート連打から左ハイキックでDykiの動きを止める。
それでも左右フックで打ち合いに行くDyki。残り時間わずかで山上のヒザ蹴りにDykiが右フックを合わせ、スリップ気味だったがダウンを奪い返す。
その後も猛然と左右フックを振るって前に出るDyki。山上は嵐のようなパンチにさらされるが、試合終了のゴングと同時に左ハイキックでDykiを倒す。判定はジャッジ1名がドローだったが、判定2-0でDykiの逆転勝利となった。
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