【UFC】ベラスケス、王座返り咲き!岡見は2連勝に
Zuffa
「UFC 155」
2012年12月29日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデン・アリーナ
▼メインイベント(第12試合) ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ケイン・ベラスケス(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー/元ヘビー級王者/挑戦者)
判定3-0 ※50-45、50-44、50-53
●ジュニオール・ドス・サントス(ブラジル/王者)
※サントスが2度目の防衛に失敗、ベラスケスが新王者に
王者ドス・サントスは一撃で相手を粉砕するアッパーやフックを武器に、現在10連勝中で5年間無敗。昨年11月にベラスケスの持つUFCヘビー級王座に挑戦し、わずか64秒でKO勝利してベルトを獲得した。13カ月ぶりの再戦でドス・サントスが返り討ちか、それともベラスケスが王座返り咲きか。
1R、ベラスケスがジャブを突きながら組み付いてテイクダウンを狙うが、ドス・サントスは立ち上がる。ドス・サントスの右ストレートをもらいながらも、ベラスケスがタックル。ドス・サントスは足を引っこ抜いて脱出する。ベラスケスはがんがんプレッシャーをかけながらパンチ。そしてタックルを仕掛けるも、ドス・サントスは組ませないで距離をとる。左ジャブから右ストレートのベラスケス。右ストレートをクリーンヒットすると、ドス・サントスはダウン! そのままベラスケスがパウンド連打で追い込む。うつ伏せのドス・サントスにパウンドを落としたところ終了。
2R、パンチで前進するベラスケス。ドス・サントスは下がりながらも左フックを返す。ベラスケスがタックルを仕掛けテイクダウン。うつ伏せのドス・サントスは立ち上がるがフラフラしており、力が感じられない。再びテイクダウンしたベラスケスは腕十字の体勢に入るも、ドス・サントスが立ち上がり逃げる。
3R、前に出続けるベラスケス。片足タックルでテイクダウンしたが、ドス・サントスは立ち上がる。 ベラスケスは右ストレート。金網際に追い込んでベラスケスが連打を打ち込む。耐えるドス・サントスは組み付く場面が目立つ。
4R、ベラスケスが左ジャブから右ストレート。何度もタックルを仕掛けようやくテイクダウン したが、ドス・サントスは立ち上がる。ベラスケスが金網に押し込む展開が続く。ドス・サントスがパンチを奮うも力はない。
5R、ベラスケスが組み付いてテイクダウンを狙うも、これを阻止するドス・サントス。この展開が続く中、ベラスケスがテイクダウンし上のポジションからこつこつとパウンド。立ち上がるドス・サントスは距離をとろうとするも、ベラスケスがしつように組み付く。ベラスケスが右ハイをクリーンヒットするが、ドス・サントスは倒れない。ベラスケスが最後までテイクダウンを狙い続けて終了。判定でベラスケスが勝利し、リベンジに成功した。
▼セミファイナル(第11試合) ライト級 5分3R
○ジム・ミラー(アメリカ)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ジョー・ローザン(アメリカ)
1R、ミラーが強打で前進すると、ローザンもパンチを返す。ミラーが連打で金網際に追い込む。完全に手数で押されるローザンだが、右ヒジを返す。ミラーはローザンの首を掴みながらヒジの連打! ローザンは激しい出血でチェックが入る。再開後、ミラーは首相撲から顔面にヒザ、さらにヒジの連打! ローザンも右ヒジを返す。ミラーは左ストレートで下がらせるが、ローザンも負けじとパンチを返す。
2R、ローザンは左ストレート、右フック。タックルを仕掛けテイクダウンしたミラーは上のポジションを奪う。ミラーはパウンド、ヒジ。ローザンは下からもぐり込み脱出しようとすると、ローザンがフロントチョーク。すかさずローザンが上のポジションを奪う。ローザンは足関節を狙ったがミラーに逃げられてしまう。
3R、激しい打ち合いを見せる両者。ミラーはヒザからヒジ、左ストレート。もらいながらもローザンは前に出続ける。消耗戦の中、お互いにフラフラになりながら打撃を交錯させる。ここでローザンがカニバサミを仕掛けヒールホールド! 上手く足を抜いて脱出したミラーに、ローザンはフロントチョークを仕掛けたところでゴング。ミラーの判定勝ちとなった。
▼第9試合 ウェルター級 5分3R
○岡見勇信(和術慧舟會)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●アラン・ベルチャー(アメリカ)
両者は2006年8月26日の『UFC 62』で初対戦し、この時は岡見が判定で勝利を奪っている。約6年ぶりの再戦となった。
1R、左ジャブを突くベルチャーは右ハイ。サウスポーの岡見はパンチを払いながら組み付いて金網に押し込む。差し合いの中、ベルチャーがテイクダウンしながらフロントチョーク。岡見は首を抜いて上のポジションをキープする。サイドポジションを取った岡見はこつこつとベルチャーの腹部にヒジ、じっくりと固めた状態で終了のゴングを待った。
2R、岡見は右ストレートをヒットさせて組み付く。足をかけてテイクダウンを狙ったが、上になったのはベルチャー。岡見が上を取り返すとサイドポジションからパウンドを落としていく。ここでなぜかレフェリーからブレイクがかかり、スタンドから再開。ベルチャーが右ストレート。再び組み付いた岡見がテイクダウンし上を取る。ベルチャーが密着し展開がないためにブレイク。
3R、ベルチャーの右フックで岡見が前方に倒れる。すぐに立ち上がった岡見に対し、ベルチャーがテイクダウンしそのままマウントポジションへ。岡見が立ち上がると、ベルチャーはフロントチョークを狙う。首を抜いて上のポジションを取った岡見はベルチャーの顔面にヒジ。岡見はマウントポジションを奪いマウントパンチ。パウンドを落としつつ肩固め。バックを奪った岡見がチョークを狙いつつパンチを落とし続けたところで終了。岡見が判定勝ちした。岡見はこれでUFC2連勝となった。
▼第10試合 ミドル級 5分3R
○コスタ・フィリッポウ(キプロス)
TKO 3R2分11秒
●ティム・ボッシュ(アメリカ)
▼第8試合 ミドル級 5分3R
○デレク・ブランソン(アメリカ)※初出場
判定
●クリス・レーベン(アメリカ)
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