【Krush】久保が初代-67kg級王者に!名城、山本を倒したエズビリとの激闘を制す
グッドルーザー
「Krush Grand Prix 2013」
2013年1月14日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
▼メインイベント(第13試合) -67kg級初代王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
○久保優太(Fighting Kairos/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament王者、ISKA世界ライト・ウェルター級王者)
再延長判定3-0 ※三者とも10-9
●アブデラ・エズビリ(モロッコ/F-1 WORLD MAX王者、WKNヨーロッパ65kg級王者)
※久保が初代-67kg級王者に
※本戦は三者とも29-29、延長戦は10(エズビリ)-9、10-10、10-10
久保は昨年2月にISKA世界ライト・ウェルター級(64.5kg)タイトルを獲得後、70kg級転向を視野に入れ、今回はまず一階級アップし-67kg級の王座決定トーナメントにエントリーした。一回戦では塚越仁志を3RKO、準決勝では松倉信太郎を判定で下して決勝戦に進出した。反対ブロックからは、一回戦で名城裕司、準決勝で山本優弥の日本の70kg級トップファイターを破ってきたエズビリが勝ち上がってきた。久保とエズビリは昨年6月に対戦し久保が判定勝ちしており、エズビリはリベンジを狙う。初代-67kg級王者に輝くのは果たしてどちらか。
1R、久保が左ミドル。エズビリはパンチで追うが、久保はうまく回りこんで避ける。ヒザ蹴りで飛び込むエズビリは左右フックから右ストレート。
エズビリのパンチに対し、久保はうまく距離を保ち当てさせない。久保は左ミドル、右ロー、左ハイ。エズビリがパンチで前進すると、久保はバックステップでかわす。
2R、久保が左ミドルを3連発。エズビリがワンツーを出すも久保がかわす。パンチからミドルのコンビネーションで前に出るアズビリ。
久保は打っては離れてエズビリの攻撃をもらわない。エズビリもパンチの連打で負うが、久保はひょいひょいとかわし見事なディフェンス。
3R、エズビリは接近戦でヒザ。久保は組み付くとホールディングで注意を受ける。久保が左ハイ、ヒザ。エズビリのパンチをかわしまくる久保だったが、連打で詰められると久保は被弾してしまう場面も。パンチで押し込まれてしまい劣勢の久保は疲れを見せ始める。エズビリと打ち合いを見せゴング。判定は三者とも29-29だったために延長戦に突入。
延長R、久保は距離を取って左ミドル。エズビリはジャンプしながらパンチ、連打で追い込む。久保の攻撃を受けても、タフなエズビリは攻撃の手を緩めず、ワンツーから左ミドル。
アズビリの右ストレートをもらう久保! 久保はローを返すが、エズビリの接近戦でのパンチがヒット、久保はボディブローを中心とした攻撃で攻める。消耗戦の中、アズビリがヒザ。
久保がボディブローで追い込むが、エズビリが右ミドルを返す。疲れの見える久保が死力を尽くして前に出ると、エズビリも意地を見せ反撃。ジャッジ1名はエズビリを支持するも、残り2名はドロー。
再延長R、エズビリが右のパンチからヒザ、右ハイ。そしてパンチで押し込むと、久保もボディブローを返す。
驚異のスタミナを見せるエズビリは手数が減らない。前に出続けるエズビリに、久保が右フック。エズビリのパンチは止まらず。久保はラッシュを仕掛け右ストレートで下がらせ、左ハイ。やや押され気味のエズビリだがパンチを返す。
判定決着となり、久保が勝利!
マイクを握ると「僕がKrushを背負うとか、今回は70kg級の試合に向けた通過点に過ぎないとか言ったけど、みんな強かったです。今日勝てたのは、皆さんのおかげです。途中で心が折れそうでしたが、日本で開催されてるからには僕が頑張らないといけないと思い意地で頑張りました。2013年は立ち技格闘技界を背負って頑張りますのでよろしくお願いします」とアピールした。
▼セミファイナル(第12試合) スーパーファイト 55.1kg契約 3分3R延長1R
○マイク・アラモス(フランス)
判定2-0 ※30-30、30-29、30-28
●瀧谷渉太(桜塾/Krush -55kg級王者)
瀧谷は10連勝中。8・26名古屋大会では、Krush -55kg級タイトル2度目の防衛に成功した。対するマイクは14戦無敗、まだ19歳というフランスの超新星。非タイ人としてムエタイの殿堂ルンピニースタジアムでタイトルを獲得したダミアン・アラモスの実弟にあたる。
1R、前蹴りで距離をとるマイク。瀧谷は距離を潰して左右のフック。マイクはスピーディーな動きを見せ右ストレートで瀧谷に尻餅をつかせる。マイクは右ミドル連打。瀧谷は左ハイも空振り。マイクが前蹴りを出すと瀧谷は尻餅。手足の長いマイクの攻撃の前に、瀧谷は攻撃を当てられない。左右フックで瀧谷が出ると、マイクは右ミドル連打。何度も瀧谷が吹っ飛ばされ尻餅をつく場面が目立ち、かなりやり辛そうだ。
2R、マイクは前蹴り、ミドル。瀧谷は前蹴りも蹴り足を捕まれ尻餅。なかなか前に入れない瀧谷。マイクの蹴り終わりを狙って瀧谷は前に出るが、組み付かれてしまう。マイクは前蹴りから右ミドル、左ハイ。完全にマイクが主導権を握り、いつもの瀧谷らしさが見られない。
3R、マイクが前蹴り、ワンツー。瀧谷はジャンプしながら飛び込むが転倒してしまう。瀧谷が接近戦を仕掛けると、マイクは組み付く。
両者にホールディングで注意。瀧谷は左右フック。マイクのフックで瀧谷は倒れてしまうもダウンとみなされない。パンチから右ハイを見せるマイク。瀧谷は左ローから左右のフックを出すも、距離を潰される。完全に瀧谷のパンチは空を切る。終了のゴング。マイクが瀧谷を下し、連勝記録を伸ばした。
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